ホーム開幕戦の愛媛戦は1―2で黒星。
私は負けたことよりもスタメンに不満が残りました。

この1ヶ月多くの練習試合を行い、その結果や内容でスタメンが吟味されるものと思っていました。
しかし蓋を開けてみれば、ボランチは上手く行かなかった時の組み合わせ。
練習試合で良かったコンビと悪かったコンビがあって、悪かった方を採用することがまず「?」です。
さらにそこに病み上がりを2人(バウルと飯尾)入れて、連携を深めること無く試合しても、ぶっつけ本番では上手く行く道理がありません。
案の定、ボランチ富澤がボールを失い、病み上がりバウルが簡単にかわされて、失点。
その後PKも与え一時は0―2になるなど、すっかり悪い流れに乗ってしまいました。
バウルのゴールで勝ち目は残った(お茶を濁された)感はありましたが、正直失敗するべくして失敗した前半だったと思います。

後半に入り、練習で良かった祐希と菊岡のボランチコンビになると、多少盛り返します。
相手が持たせてくれた面もあるとは思いますが、変な取られ方もなく、PA近辺での崩しも増えて、良い感じになりました。
今日は前半の負債があって守備を固められていたので、得点には至らなかったものの、例えば0―0で相手に攻めっ気が残っていれば、スペースを貰えてより良い攻撃が出来たと考えられます。
これで練習試合だけでなく公式戦でも、組み合わせの良し悪しの比較が出来たのですから、次は良い方を採用してくれることを期待します。

病み上がりの選手を二人使ったことは、使うのはいいけどスタメンはやり過ぎたな、という印象です。
先週ようやく復帰したばかりの選手を、見切り発車で使わなければならない程、層が薄いとも、他選手のアピールが足りなかったとも思いません。
実際二人ともコンディションはイマイチっぽかったですからねぇ…
ベンチに置いて試合展開を見ながら、でも充分だった気がしました。
もっとも、主力であるバウルと飯尾が試合に出られる段階まで戻って来たこと自体は、チームにとってプラスでしょう。
あとは反動が出ることなく調子を上げてくれますように。

去年も立ち上がりは悪かったので、川勝さんのチームはこんな傾向になるのかも知れません。
それでも、練習で結果を出したメンバー、積み重ねをちゃんと体現できるメンバーなら、もっと良い試合を見せられるハズです。
(せっかく練習では意図の見える、統一感のある練習をしているのに、公式戦だけがその延長線上にない感じです)
練習の成果を試合で発揮し、試合の課題を練習で改善してレベルアップするという、正しいスパイラルに乗ってくれることを期待します。

りゅーはーでした。