昨日の練習試合に、後半途中から出場。
テーピングなしで試合に出ている所を初めて見ました。
(水曜日にも出てはいたんですが、厚いテーピングを巻いていました)
これまでのヴェルディの選手たちとは一線を画す、独特のシルエットを持っていますね。
鳥栖時代には「黒ヒョウ」なんてニックネームがついていたようですが、分かる気がします。
単に日焼けしているだけじゃなくて、筋肉のつきかた(特にふくらはぎ)に野性を感じるんですよ。
バネがあるというか、しなやかというか。
最初に黒ヒョウと表現した方はセンスが良いですな
さてそんな清水。
まだ出場時間が短く復調途上ながら、それでも期待できそうだと思いました。
何が良いって、インテリジェンスを感じさせてくれるんですよ。
(上で散々ヒョウだ野性だ言っといてなんですが)
特に次の選手への声かけに秀でていると思います。
例えば、ボールホルダーに対して「くれ」という意味で名前を呼んだり、逆に自分がボールを持っている状況で「貰いに来い」と呼んだりするのは、普通ですよね。
でも清水の声かけはそれだけではなくて、「これから俺がボールを受けてお前に渡すから、今の内から走り出しておけよ」という意味までこめられているように感じるのです。
実際、塗師がアシストを決めたシーンなんかは、清水は「塗師」としか言っていないのですが、塗師が弾かれたように走り出して、そこにボールがやってくるという、理想的なSBオーバーラップとなっていました。
他では阿部との絡みでも、清水が主体となってワンツーを決めたりしていました。
とかく足元へのパスが多くなりがちなヴェルディにおいて、人が先でボールが後という展開を創り出せる清水の『声』は、大きな武器になると思います。
早く足の状態を万全にして、ピッチ上でその才能を見せていただきたいものです。
りゅーはーでした