明日はJ2第43節、お相手はヴァンフォーレ甲府です。
甲府はここまで22勝13分け7敗で暫定4位。
負け数はセレッソと並んでリーグ最少です。
得失点を見ても守備に特徴があり(失点数リーグ2位)、堅い守りからのカウンターには要注意だと思います。
【予想布陣】
_____森田_____
_マラニョン____大西_
__石原___藤田__
_____林_____
吉田_山本_ダニエル_杉山
_____荻_____
ここ2試合は3バックでしたが、明日は右サイドのダイナモ・杉山が出場停止から復帰。
2試合で1勝1分けとは言えどちらも先制を許す展開でしたから、あまり固執せずに元のシステムに戻してくると予想します。
攻撃の中心はマラニョン。
チームトップの15得点を誇るフィニッシャーであり、一方でカウンター時には起点となるランを担当することも多いという、一人二役をこなす優良選手です。
理屈で考えても両SBの経験が不足しているヴェルディにとっては厄介なウインガーですし、実際に直接対決の2戦両方でゴールを許しています。
よって明日も彼への対処が一番のポイントとなるでしょう。
SBが一人で対応する展開は、マラニョンの力量が上ですから避けなければなりません。
また加速できるスペースを与えてしまうのも良くないです。
ということで、SBの持ち場に入られる前に、サイドMFかボランチかがマークについて、減速させた状態で挟み込むような守備をするのが吉と思います。
守備では、当然全員が優秀だからこその総計37失点なのですが、特にダニエル山本のCBコンビが素晴らしいです。
高さ強さに自信のあるダニエルが積極的に当たりに行き、例え抜かれても崩れた攻撃になった所を山本がスイープするというコンビネーションは、そう簡単に突破できるものではありません。
少なくとも大黒オンリーを狙った攻撃では難しいでしょうね
もちろん、最終的にはチーム得点王の大黒にボールを入れることが目的でなんですけど、その前段階として他の選手が甲府の守備を崩して行って、意識を大黒から離させる必要があると思います。
そしてその為にはやっぱりシュートでしょう。
私は、どんなに速いドリブルやすごいパス回しでも、1本のシュートより危険ということにはならないと考えます。
なので、前が空いたら打つ
俺が決めるという気概で攻める
そういう姿勢を見せてくれることを期待します。
それが結局は大黒を活かす最高のカードになるのではないでしょうか。
あと、明日は、例の「レアンドロ騒動」が起きてから最初の対決になります。
もう気にせずサッカーに集中しようとか、今は経営難でそれどころではないとか、レアンドロを支持したのは前社長だしとか、そういうのは全てこちら側の都合であり。
甲府側はそんなのお構いなしに、思いっきり気合を入れて向かってくることでしょう。
そしてそれは正しい姿だと思います。
もうね、これは自分でまいた種です。
話を大きくしたくなければアクションを起こさなければ良かっただけの話で、起こしてしまった以上こちらからは止められません。
気持ちの波に飲み込まれないように、私たちも高くて強い気持ちの波
をぶつけ返すしかないと思います。
ただ、幸いなことに、いくら気持ちを込めたところでネットを揺らさなければ得点にはならず、勝利にも結びつきません。
(私たちが落ちた時がそうでしたよね。どれだけ必死に10人で戦っても、0-2は0-2でした。)
その点で言えば、明日はあくまでイーブンな状態でのスタートです。
気持ちの波をぶつけ合いながらも、頭とプレーはクレバーにして、ゴールの奪い合いを制していただきたいものです
りゅーはーでした。