明日はJ1最終節、お相手は川崎フロンターレです。
川崎はここまで17勝6分け10敗で3位。
優勝が手に届く位置にいる、見事な成績です。
失点42は8位と目立つ数字ではないものの、得点63は堂々のリーグトップ
守備が課題と言われて、攻撃で補ってしまう辺り、いかにも川崎らしいですな
【予想布陣】
____鄭大世____
ジュニーニョ___レナチーニョ
____谷口____
__菊地__憲剛__
伊藤_井川_寺田_森
____川島____
出場停止はなし。
前節を欠場したヴィトール・ジュニオールは、軽い肉離れということで、明日も出場が微妙な情勢です。
前節では菊地がボランチに入り谷口がトップ下に上がる”守備的な”形で臨み、しかし結果は4-0でしたから、そのまま採用されるのではないでしょうか。
他の選択肢としては、3点差以上の勝利を命題と考え、トップ下に大橋が入る形も考えられます。
攻撃陣は多士済々で、攻撃パターンも豊富。
理想を言えば憲剛を抑え込みたいところですが、彼まで手が廻るほど前から守備ができるかとなると、正直疑問が残ります。
ま、そうでなければリーグ最多得点にはなりませんわな
ぶっちゃけ全てを完璧に防ぐことは至難だと考えています。
ただ一方で、いくつか「ここは努力次第で何とかなるんじゃね」と思っているポイントはあります。
それは鄭大世とレナチーニョの突破です。
なぜなら、彼らはフィニッシャーとしての役割が強く、アシストがあまり多くないからです。
(鄭大世は6アシストも、空中戦でのアシストが中心)
つまり、彼らにボールが収まった場合は、大体はシュートで終わる≒選択肢が少ないということです。
特にレナチーニョに関しては、往々にして持ちすぎて孤立するシーンが見受けられます
彼らへのボールを遮断するのではなく、あえて持たせておいて、その後奪うもしくは外させる守備が良いと思います。
そうすれば、川崎全体の攻撃も停滞させられるのでは
いくら強力でも、グーしか出さないと分かっていれば、対処する方法はあります。
いかに上手に、彼らをパーで包み込むかではないでしょうか。
守備に関しては、4バックに移行してからは、なかなか安定した成績を残しています。
しかし、実はシュート数に対しての失点は非常に多く、失点/シュート数≒0.130という数字はリーグ16位
17位札幌の0.133とあまり変わりません。
(ちなみにヴェルディは7位。最下位は0.149のガンバ)
それだけ苦し紛れのシュートが少ない決定機まで持ち込まれる場面が多いということになります。
原因は間延びした中盤でしょう。
特に中盤サイドには大きな穴があると思っています。
向こうも当然警戒はしているでしょうけども、かといってジュニーニョとレナチーニョをいつまでも守備に奔走させ続ける訳にも行かず。
中盤サイドででボールを持てる場面は必ず出てくると予想します。
そうなった時に、いかに思い切り良くかつ確実にフィニッシュまで持ち込めるかが、勝利へのキーポイントではないでしょうか。
もっとも、あまり一人が持ちすぎると、前節のようなカウンターを喰らう恐れが
ですから、出し手が受け手の準備が整うまで待つのではなく、受け手が出し手のタイミングに合わせるような、厚さより鋭さを重視した攻撃を見せていただきたいと思います。
中間にも書きましたが、16位の身でありながら、勝てば100%残留です。
他会場の結果を気にしなくて済むのは、大きなプラスポイントでしょう。
また、ここ数日周囲が騒がしかったのは確かながら、それをピッチに持ち込んで勝てるほど、川崎は甘い相手ではありません。
むしろ激辛で困るくらいです
いずれにせよ、明日の味スタではピッチ上のサッカーだけに集中して、16時半に歓喜の雄たけびを上げたいものです
「一点集中」で頑張って行きましょう