フッキの何が凄いか。

ドリブルでの突破力、FKの破壊力、色々ありますが、一番凄いのは「ゴールへの執念」だと思います。

それが表れているのが、ゴール数であり、そしてシュート数です。

フッキの今季出場試合数は27。

その間に打ったシュートは実に133本!

(2位パウリーニョが100本ですからまさにダントツ。ちなみにヴェルディでの2位はディエゴの44本・・・)

1試合に5本は打っている計算となり、実際、27試合中11試合でシュート5本以上。

中には1人で11本!打っている試合もあり(27節)、いかに常にゴールを狙っているかということです。


ひるがえって昨日の話。


昨日私は「3本以上打った選手が皆無ってどういうことよ」と書きましたが、ヤフー記録では2本以上打った選手すらいませんでしたorz

早々にリードを奪われた試合で、放ったシュートがわずか7本。

評価しろと言われても無理ってもんです。

しかし、試合を見ていた限り、そこまで完全に抑えられていたようには思えません。

実際、打てるチャンスは沢山ありました。


ただそのチャンスを自ら放棄していただけで。


打たなきゃ始まらないですよ。

私は、サッカーというスポーツは、「いかにボールとゴールの距離をゼロにするか」ということを競うものだと思っています。

なので、せっかくゴールに近づいたのに勝負をかけず、横や後ろへつなげるアクションは、正直言って嫌いです。

ボールがゴール方向に動いていかない限り、何をどうしても得点にはならないのですから。


特にFWの選手たちに言いたいです。

あなた達は「ゴールを奪うために」最前列にいます。

ポストプレーができる、サイドで起点が作れる、前線から献身的に守備をする、確かに大切なことでしょう。

しかしそれらは全て二次的なこと。

それよりも何よりもプライオリティを高くすべきは、「ゴールを奪うこと」だと思います。

単にボールをつなげるためなら、最前列にすえる必要はありません。

前にいる人は前にいるだけの権利と責任と自由があります。

だから、FWはガンガンシュートを打って行っていいと思います。

自己中心的だと、我が強すぎだと言われてもいいじゃない。

FWは点を取るのが仕事で、点を取れば英雄なんですから。


前が空いたらシュート!

ボールを持ったら全勝負!


そんな、いかにも”フッキっぽい”プレーを、他のFWにもしていただきたいですね。