ラモスさんの理想とするサッカーは、クラブアメリカのサッカーなのかな?と思ってみたり。


前半から、クラブアメリカのショートパスをつなげるサッカーが見事に機能。
全北も豊富な運動量でなんとか捕らえようとしますが、クラブアメリカの正確なパス回しの前になす術なしと言った感じでした。
ただ、クラブアメリカの方もシュートの精度が散々で(前半の枠内シュート0じゃなかったでした?)、スコアは動かないまま後半に入ります。


後半に入ると、多少は足に来たのかクラブアメリカにミスが出始めて、65分あたりには全北にも2つビッグチャンスがありました。
それでも、全体を通して試合を支配していたのはクラブアメリカの方。
79分にコーナーキックの二次攻撃から16番R・ロハスが先制点を決めてからは、小憎らしいまでのキープ力を発揮して、その後はあるのはチャンスだけでピンチは皆無。
試合はそのまま1-0で終了し、クラブアメリカが準決勝進出を決めました。


クラブアメリカは、全員が有機的に機能していて、特に誰が良かったということは無かったように思いますが、強いて上げるなら11番のペレイラでしょうか。
攻守共に頻繁に顔を出して、チームのタクトを振るっていたと思います。
全北で良かったのは15番のゼ・カルロ。
高いキープ力で最後までクラブアメリカに抵抗していました。


で。


最初にも書きましたが、多分ラモスさんのやりたいサッカーは、今日のクラブアメリカのようなサッカーなんじゃないでしょうか(という前提で話を進めます^^;)
ボールを持ち、プレッシャーをパスでかいくぐりながら、ここぞという場面で1本のパス、もしくはダイレクトパスで崩していく。
黄金期のものにも少し似た、見ていて面白いサッカーだと思います。
ヴェルディが将来あんなサッカーができるようになるなら、それはぜひとも見てみたいですね♪
ただし。
今日のクラブアメリカ並に質の高いパス回しができないことには、お話にならないような気もします。
そして、2つあった中盤でのミスが、即大ピンチとなっていたように、この戦術は90分常に危険と隣り合わせなサッカーにもなると思います。
目標はかなり高いものになりそうで、来季いきなり完成できるかとなると…?
理想と現実のバランスを、ラモスさんには上手に取ってもらいたいものです。


りゅーはーでした。ぺこり。