「十冠か、連覇か。」


そう戦前に煽られていた鹿島対千葉のナビスコカップ決勝戦。
互いに直前の4戦が4連敗と1勝3敗(勝ったのは鹿島戦のみ)であり、調子の部分でどうかと思っていましたが、ふたを開けてみれば素晴らしい戦いだったと思います。
双方、右(新井場と水野)が攻めの中心であり、ストロングポイントがぶつかり合わなかった分、どちらも攻撃が活性化されていて、面白い展開を楽しませてもらいました。
まぁ、フィニッシャーのアレックス・ミネイロと巻の決定力が今ひとつだったのは、さすが勝ててなかったチーム同士といった感じでしたけども(^^A


前半互角、後半鹿島ペースの中、試合を動かしたのは千葉の水野。
坂本からのサイドチェンジでファビオ・サントスと1対1になった時、それまでずっとドリブルで仕掛けていたのが効いていた分、ファビオ・サントスが少し間合いを開けていたのですが、それを逆手にとってその場でシュート。
ブラインドになっていたのもあって、それが上手くサイドネットに決まりました。
結果的にファビオ・サントスの守備が少し緩かったという形になりましたが、それまで散々仕掛けられていたので、あの守備でも仕方なかったかなぁ、という感じです。


で。


その後すぐに追加点が取れたのが、千葉にとっては大きかったですね。
CKから阿部がズドンと決めました。
まぁ、これについては、なんか岩政が「千葉のセットプレーは素早いリスタート以外怖くない」とか言っていたらしくて、「それなんて死亡フラグ?」と思っていたら、キッチリやばい場面で取られてしまったという(^^A
まさに口は災いの元、戦前に余計なこと言うもんではないということですね^^


結局試合はそのまま2-0で終了。
千葉は見事にナビスコカップ連覇、おめでとうございます!
ハースが早々に交代とアクシデントもあった中、最後まで集中して戦えていたのは、素晴らしかったと思います。
アマル・オシムさんも、これで晴れて「お父さんの代役」ではなく、れっきとしたジェフ千葉の監督としての第一歩を踏み出せたのではないでしょうか。


一方鹿島。
残念ながら十冠はまたもお預けとなってしまいましたが、内容自体は4連敗中と比べると雲泥の差だったと思います。
「走るサッカー」といわれる千葉相手に、むしろ走り勝っていた感じもありましたしね。
ただ、交代させようとしていたら先取点を取られ、じゃあ二人入れようとしたら2点目も取られ、結局0-2になってから3人投入という形になったのが、結果的に勝負所を逸してしまったのかなという感じでした。
まぁでもあれですわ、ファンサカ的に最近は「逆鹿島」なる言葉もあったくらいですが、今日の戦いを見せられるとそれもちょっと難しくなってきたかなぁという感じです。
ガンバ二人入れてるけど、どないしよ?^^


なにはともあれ、やはり決勝戦はいいですね。雰囲気がいいです。
早くヴェルディでもその雰囲気が楽しめる時が来たらいいなと思います。


りゅーはーでした。ぺこり。