こんにちはレオです。
前回のブログで、現在アメリカで
人種差別に対する超大規模デモが
起こっていることに触れたのですが
今日は、そのことの発端となった、
ジョージ・フロイドさん殺害事件について
僕なりの考えを述べたいと思います。
なぜ、この件について話そうかと思ったかというと、
この話題について話す人が少なすぎるためです。
多くの日本人は子どものときから
日本人だけに囲まれた世界で育ちました。
そして、僕たちは黒人ではありません。
そのため、あまり黒人の人たちの感情を理解しにくいのは分かります。
しかし、なぜこの問題がここまで大きくなっているのか考えてみてください。
それだけの問題を含んでおり、この黒人差別は世界中で、
何百年、何十年と続いてきているからです。
僕は、
黒人の人たちが今までどんな差別にあってきたのか、
自分で情報収集をして、発信することにしました。
今回の件に対する日本のメディアや海外のメディアの
報道の仕方を見ていると、
「デモ」だったり「暴動」にばかり目がいって
視聴率を取ることしか考えていないように見えます。
もっと、
「なぜ彼らが声を上げてデモを行っているのか」
というとこに目を向けるべきだと思います。
実際に、ジョージ・フロイドさんが殺害される
8分間の映像を僕は見ました。
最初は辛すぎて見れませんでした。
2分くらいで見るのを止めました。
しかし、これは見なくてはいけない、と思い、
最終的にすべて見ました。
皆さんも見てみてください。ネットで探せばすぐでてきます。
その映像の中で、
ジョージ・フロイドさんは8分間もの間、
手錠をかけられた状態で、警官に首を足で押さえつけられ息が出来ませんでした。
ジョージ・フロイドさんは
「I can't breath」（息が出来ない）
とずっと言い続けていました。
それでも警官は止めることなく押さえ続けました。
途中でジョージ・フロイドさんは、
死んだお母さんの名前を叫びます。
死んだお母さんの名前を叫んでいるんですよ？
どんな気持ちで叫んだのかを考えただけでも苦しいです。
その後、救急隊員が駆け付けるのですが、
この隊員たちはいたって冷静に対処します。
まるでいつも起きているかのような感じで。
これも本当にムカつきました。
そして僕はこの映像をもう一度初めから見直しました。
もし自分がジョージ・フロイドさんだった場合をイメージして。
本当に苦しかったです。
どんな気持ちでジョージ・フロイドさんが、
お母さんの名前を叫んだか。
怒り、許せないという感情を感じます。
今回の事件、何が一番問題かというと、
警官という市民を守るべき存在の人間が、
市民を殺していることです。
この警官、過去にもいろいろと事件を起こしていて、
サイコパスとも言われているのですが、
このような人が未だに警官として働いていることが驚きです。
黒人と白人は、
何十年、何百年と争ってきました。
トイレや映画館の席は黒人と白人で区別されていました。
映画のなかでも黒人と白人の世界は分けられている、
と言われていました。
このようなことが僕のお爺さん世代の時に
起こっていたことです。
そう遠い昔の話ではないです。
そこから黒人差別に対して色んな運動が行われてきましたが、
結局何も変わっていません。
ウィル・スミスは
「黒人に対する差別は変わっていない、
カメラが向けられるようになっただけ。」
と言っています。
僕は日本でずっと育ってきたため、
黒人の人の気持ちを完全に理解することは難しいです。
さらに、僕はアメリカに行ったこともないです。
しかし、この問題を無視して考えないのは違うと思います。
もっと、デモを起こして声を上げている人に着目して、
なぜ彼らがこういう行動を起こしているのか、考えるべきだと思います。
海の向こうの遠い国で起こっている全く関係ない話
だと思わない方がいいです。
以上、長々と書きましたが、
僕が、今回のジョージ・フロイドさん殺害事件について
思うことです。
これを読んで、1人でも多くの人が
人種差別問題にもっと関心をもってくれればと思います。
レオ