気がつくと、あっという間に一週間。
春龍は輸入業をやっていると話したことがあるが、やっと今年のカタログができ、発送やらなんやら、バタバタな毎日だった。
そうそう、そういえば、ありえないミスもあったり、とにかく笑った。
いつも思う。世の中、完全なことなどないのだ。
誰だってミスはある。自分だって、失敗することは多々ある。
責めるのも怒るのもいつだってできるから、まずはどうにかしよう。
そんなことをしてるうちに笑ってる自分がいる。
だいじょうぶ、どうにかなるもんだ。
そうそう、ふと思い出した。
英国の衣料関連の取引先にとても素敵なレディがいる。
取引メールでの付き合いも長いが、数年前のフロリダで開催されたビジネスショーでも会っている。ちょっぴり、ドジなところが魅力の、いわゆる天然系の社長夫人だ。
あるとき、先方のやらかした貨物のミスをどうにか解決して、ほっと一息ついたころ、次の出荷伝票とともに、こんなメールがきた。
『荷物届いた?、びっくりするから』
You've got goods?, you will be suprised!
ほう、サプライズか。じゃあ、楽しみにしてるよと、メールを返した。
そして、大きな輸入貨物のダンボールが届いた。
箱をあけると、発注したスクーバダイビング用のインナースーツがぎっしりとはいっている。検品しながら、どんどん箱からだしていく。
そして箱の底に、その会社のロゴのはいったスタッフTシャツをみつけた。
SUPRISE~!(びっくりだよ!)
いや、確かに親愛の情がこもったスタッフTシャツは嬉しいサプライズだったが、それよりもなにもビックリしたのは、なんと、はいっていたインナースーツが、すべて
Lサイズ。
発注したSとかMとか、ひとつもなく、まあ、全部が大きなLサイズ。
こんなときも、なぜか笑ってしまうものだ。
すぐにTシャツのお礼と、全部Lサイズだったこと、他のサイズの発送のお願いするメールをいれる。
返品してもいいと言われたが、もちろん、返品することなく、全部売るから心配するなと応える。それぐらいのミッションがあったほうが、人間、頑張れるものだ。
さあ、週末です。そんなランチは銀座の並木通りにある『梅の花』。
カジュアルな懐石料理の店で、ランチなら、ほどよい価格だ。
電話予約しておけば、個室に案内してもらえる。でも日曜日は休みだ。
とにかく、疲れたときは、無理にでも笑おう。
でも、笑えないときもあるから、そのときは無理するな。
だいじょうぶ、ちゃんと、いつか、うまくいくよ。