それからはすべてが業務的に進みました。
よく覚えてないですけど、おふくろをいつ移動するとかお通やや家にいる期間お葬式、そんなことを決めなきゃいけないのに気持ちが全然ついていけませんでした。
お通や、葬式、本当にたくさんの人が来てくれました。予定人数を大幅に超えて本当に急遽いろいろ変更しなきゃいけなくなったぐらいでした。
その時におふくろは本当に真面目にまっすぐに一生懸命に生きたんだと心から実感しました。
来てくれた人たちのほとんどの人が僕に「間に合ってよかったな」「間に合ってよかったですね」「間に合ってお母さんも喜んでますよ」って言ってくれました。
でも、僕の中では全く間に合ってないんです。
親孝行もできてないし、一緒に外食も出来てないし、一緒に外を歩くこともできなかったんです。
なにより真面目になっておふくろを安心させてあげることも出来てない、多分おふくろは僕の事を心配しながらこの世から旅立ってるのです。
だから、本当はすべての人に僕は全然間に合ってないんですって言いたかったんです。