原作未読、ロードオブザリング(LOTR)原作・映画鑑賞済み。
ホビット3部作の最後。見所はやはり最後の戦いとそれぞれの人間関係の行方。
LOTRでは通過点に過ぎなかったあの場所に、こんな歴史とドラマがあったなんて…とLOTR観かえしたくなりました。
ストーリーのキモとなるのは異なる種族と互いに抱えてる感情と差し迫ったピンチ。これがごっちゃになって見ごたえのある映像になってると思います。
その結果は必ずしもハッピーなものばかりではないけれど、LOTRへと続く重要なものばかり。観ている最中、切ないやらハラハラすると思ったらワクワクしたり手に汗握る緊迫感や感動がぶわっと来ました。
あの戦いの後、あそこはどうなったのか、残った彼らはどうなったのか、などちょっとわからない部分があったのが若干気になりました。
個人的に、エルフの気品溢れるそして整然とした戦闘の所作がすっげぇ好きでツボでした。DVDでもう一度3作まとめて観たい。
以下、ネタバレあり。
冒頭数分で竜との決着ついちゃってちょっと唖然。
前作の終わりをちゃんとスマウグとの決着つけてから終われば良かったのに。そして満身創痍の人々、囚われのガンダルフ、そして次回へ続く。にしとけばよかったのに。個人的にすっごい気になる状況で一年後に続く、という終わらせ方はキライなのでその辺少しイラっとしたり。
細かいツッコミ所はありましたが、それでもキレイにまとまった最終作だと思います。
ツッコミ所
・トーリンは13人のドワーフでエルフ・人間連合、従兄弟のドワーフ軍団、オーク一行と戦うつもりだったのかと思うとさすがに無理あるだろ。周りも素直に従ってるのがおかしいなと思った。竜の病が他のメンツにも伝染してるのかと疑いました。
・オークご一行にエルフ・人間・ダイン率いるドワーフが立ち向かい、追い詰められて、正気に戻ったトーリンと他のドワーフが参戦したけど、あの状況で13人加わっただけであんなに戦況ひっくり返るとかちょっとご都合主義。
・竜の病気に蝕まれたトーリンの心情表現、黄金に飲み込まれたトーリン。あれがなんで病をふっきった事になるのか。
・オーク一行を追い払った後、エレボールやあの宝はどうなったのか。オーケン石とかスランデゥイルが欲しがってた宝石とか。
でも、それ以上に見所が多かった!アクション!
そして、LOTRを知ってる人には嬉しい要素とか。ガンダルフを助けに行ったガラドリエル・エルロンド・まだ白かったサルマン。しかもサルマン、魔法使いのくせに物理でがっつがっつと敵倒してるのがホント印象的。そして、弱弱しい奥方が見られるなんて!!かーらーの、おっかない本気発動で、その上ガンダルフがガラ様も一緒にとかガン⇒ガラな描写とか何なの?ちょっとだけウィキったけど原作ホビットには出てないとか。
後、ラスト辺りにレゴ父がレゴに対して言ったせりふ。つまりあの後レゴはアラゴルンに会いに行ったって事っすよね?ドゥネダインとかアラソールの息子とかもう、ドキドキしました。本編観てる時に何となく、この話は時系列で言ったらLOTRの何年前なんだろ、この時点でゴンドール治めてるのは誰だ?とか思ってましたが、ゴルンが生まれてるならデネも生まれてるよね。
そんな指輪ファンならドキっとするような要素も楽しかった。
個人的には、エルフ軍の所作がすっごいツボでした!
美しい甲冑をまとい、整然と並び、一糸乱れずに矢をつがえたり収めたり道を作ったり、槍兵との交代シーンとかホントに何度も見たい。高貴かつ優雅でうっとりする。戦闘の所作なのに。
しかも、オーク軍と立ち向かう為に、ドワーフが人垣作って、その背後からふわっと舞い踊ったシーンなんか『うっわぁあああ~(*´Д`)
』。LOTRの頃から感じてましたが、種族による戦い方の違いがホント素晴らしい。
素晴らしいのはアクションだけでなく、人間模様も見所満載。
トーリンの変わりっぷりには心を痛め(何か変わり行くサマがボロミアを髣髴とさせた)、それでも友人の為に自分なりに考え行動するビルボに感銘を受けました。あれは純朴なホビットだからこそできた事だなあと。その辺はやはりフロドにも同じ事が言えるなと。
それで、最期に別れるシーンでは、あの体制とか別の何かに心を蝕まれていたというシチュと我に返ったその後の行動とか、FOTRのボロミア髣髴とさせて、感動倍増でした。
エルフとドワーフの恋愛も、この世界における種族間の溝をよく表していた要素だと思います。ああいう結果で残念。その考え方の違いがレゴラス親子にも影響してたりでまたね。
何かまとまりのない感想ですが、確かどこかの映画館でLOTRとホビット3部作、6作一挙上映とかあったらしいですが、参戦してみたかった。でも、これ公開版じゃなく、SEE版だったら何時間かかるんだろ。