西暦600年代後半
魔精アグレスの返り血を浴び
瀕死状態になったブラッド・ボアルは
女神アリアの血を受け、不死となった。
西暦999年
予言通り、街に魔物が現れる。
ブラッド・ボアル率いる『ゴーレム山賊団』は
見事魔物を倒し
それから100年にかけて
魔物と戦い続けることとなる。
その後、ゴーレム山賊団は
『ゴーレム騎士団』と改名し
次々と予言の災いを回避していく。
多くの出会いと
多くの別れがあった。
西暦1015年
魔の根源、大精霊ザイ=アングレアと戦い、殲滅。
精霊の世界と人間の世界との繋がりが消え
魔物と精霊が人間の世界から消える。
それと同時に
不死の男ブラッド・ボアル そして
女神アリア から不死の力が消え
二人は人間として生きていくこととなった。
それから約1000年の時が経つ。
西暦1990年
世界はとても平和だった。
過去の英雄、ブラッド・ボアルと
その騎士団達の名はこの時代まで広がり
誰一人として知らない者はいない。
女神の存在は、知られることはなく
その使いの妖精、フェリーと共に
記録に残らないうちに闇に消えていった。
人類はとても賢かった。
余計な技術の発達は
いずれ世界の崩壊の原因となる。
それを理解していた人類は、"法律"というものを作り
技術の開発を禁止し
自然と共に生きていくことを決意した。
この時代に機械はなかった。
あと10年で、2千年祭が行われることで
新聞に多くの記事が載る今でも
街には木の家と、馬車や水車の音
そして、人々の笑顔だけであふれていた。
ブラッドとアリアは後に結ばれ
たくさんの子孫を残していった。
その血はこの時代にも引き継がれ
今ここに、小さな勇者が育っている。
ここに新たに、大きな災厄が訪れるとも知らず
世界は2千年祭に向けて
ゆっくりと準備を始めていた。