最近、兄弟みたいにY太と過ごしています。


Y太にはホントの兄ちゃんがいるのだけど。ホンモノより他人の方が良いのかもしれないな。

私もホンモノの弟がいたとしたら今みたいに優しくは出来ないし、厳しくも出来ないかもしれない。

全然似てないと思うのだけど、最近よく似ているとか言われるのも悪くない。立派に更正の道を歩んでいるのだろう。
(と思う。)

男と女でも男同士でも、なかなかこうはいかないのかもしれない程良い感じだ。Y太が気を使ってくれているからだろう。


保護観察官の人も私を信頼してくれているみたいだし、裁判所もそんな感じだった。

保護士の先生も決まり!いよいよ四年間がスタートした感じだ。

私もこのY太の執行猶予の四年間で一緒に成長して行きたいなと。


Y太も私も常に明るい!毎日を楽しく過ごす為にはこれは大事なことかもしれないな。

楽しく真剣に頑張って未来を勝ちとらねば!
売上が伸びている。


Y太のおかげだ。私だけだとお客さんにオマケの気持ちで金額をマケテいた時もあった。(カラオケ代サービスしたり)

お客さんの金で飲むのも私は遠慮するのだけどY太はバンバン甘える。

全体的には私の方が接客は上だと思うのだけど、私が苦手としていた結構年上のMチャンという女性をY太が得意でかなり可愛がられている。

モトモト、ホストあがりの男と二人で来店していた。若い男が好きなことで有名らしく、以前も20歳くらいの男をよく連れていたそうだ。今の男が最悪で、かなりお金をたかってるみたいだ。パチンコで負けたからとか理由をつけ、三万円ねだっていたり…結構スゴイ。

そこにY太が付け入るスキがある。(エー)私では完全に無理だけどMチャンのY太を見る目が完全に違う。一人でも来るようになってるし来店回数がグンと上がった。

客観的に見てもホストあがりよりもY太の方が若いし顔面も良い、性格も曲がってないし、金もかからない。いやな話だけど変な関係を持てない(所謂、マクラ)こと以外はY太が上だろう。

モトモト、俺では対応出来ないお客さんだしY太に任せても問題無い。

少し前までは2500円くらいだった客単価が3500円くらいになっているのを計算してみて。

感覚的にはスゴク使わせている感じだ。私一人で営業していたのが、今は三人で営業しているワケだしそのくらいの単価は必要なのだけど若干心配だなと。


Y太頑張ってくれているのは良いことだけど。

最近、飲み過ぎが連発していた。

そして、キツくなって2時間程外に休憩とかなっとるし。しかも二日連続。(コラコラ)


揚げ句に事件は起こった。

最近、ワリと来てくれるお客さんでかなり羽振りの良い男性(Aとしましょう)がいる。
いつも彼女と二人で来るのだけどその日は彼女の妹も一緒だった。

見てると「妹」の方はあまり褒められた態度では無かった。
お姉ちゃんの彼氏と一緒に来ているのに携帯電話でずっと話してたり。

社会では通用しないような礼儀のない態度を平気でとり、ケロッとしているのでAも「オレこういうのキライなんですよ。マスターどう思います?注意してやって下さいよ~」と閉口気味だった。

顔もカワイイし、その正直さが良いのではないかと思える感じの子で、許され(甘やかされ)て来たのだろうことも伝わる。

一応「オレ、お前キライ。B型女キライ」(私もB型ですけど)とか笑える感じに注意。
(Aの肩を持つ為に)

したらば、「でも私はB型の男好きよ♪」みたいな事言ったんで「よしっ!今、告ったね!オレ告られた!もう取り消せんぜ!」とかバカな会話で盛り上がる。


妹の彼氏が後から合流する予定だったらしいが、その彼氏も平気でブチったりと…なんだかなな感じだ。

しばらくしてY太が別のお客さんにピンチだったのでチェンジすると。

妹は若くてイケメンのY太にかなり食いついていた。
その前にはショウタロウ(もう一人のバイト)の事を一方的に知っていたみたいで、

イケメン好きの尻軽っぽさが感じられた。

そしたら酔ってるY太も「自分もかなりタイプ」とか「オレ達絶対合うけん」みたいな事を言い出した。

この時までは、そこまで深く考えてなかったが…その後、気分が悪くなり外に行くY太。
(コラー!)

三組のお客さんがいて心配かけている。

なんとか私一人で捌き…客が掃けたところで、さすがにチョット注意するべきだなとか思いつつ心配なこともあり外に捜しに行くと。

電話しているY太。

Y太「確か〇〇病院やったよね?オレ迎えに行くけん。いや、絶対楽しませるって♪」

みたいな会話を聞いた瞬間、即座にブチ切れ。


いきなりおもクソ蹴ってやった。

あ「ゴラァー!お前、あの女口説きよったろが」

Y「イヤ、口説いてないです」

あ「あっ?営業中こげん言いよったろが!横で聞いとっとたい!俺にテキトーなことしゃべんなよお前!あっ?店舐めとるんか、オレ舐めとるんか知らんけどな!オレが優しい顔見せとるせいやろがフザくんなよコラッ!」
↑んでまた蹴る。


完全に直立停止して「はい」と「スイマセン」しか言わないY太。

あ「お前ウチの大事なお客さんが連れて来た妹に手ぇ出して、お前最後まで揉めずに責任とれるんか?お前、今までああいうノリの女に甘やかされて失敗しとる違うんか?酔っとるせいもあるかも知らんけど、重々言い聞かせとろうが!俺が酔っていいのと、お前酔うのは違うんぞコラッ!」

と、自分で言うのもなんだけど怒鳴り方が凄い。


その後、家に帰り。バツが悪かったのか側溝でゲーゲー言いながら。2時間程家に入って来なかった。


ただでさえ遠慮して生活しているY太に…あまりにも言い過ぎたかなと反省。

ホントは次の日に冷静に話そうと思ってたのに…男なんて本性が暴走してしまうと怖い。(人ごとか)


ようやく戻って来たY太は正座してもう一度謝り。

反省の気持ちや言葉を選んで少しだけ言い訳を言っていた…

あ「お前の気持ちや考えは全部分かっとる。それでも怒らやん時もあるったい」と言うと。

オチャラケた感じで
「リュウさんスイマセン」
と抱き着いてくるY太。
(三流ドラマか)


次の日の朝から少しヨソヨソしかったけど。なんとか戻った(と思う)。

Y太は今まで自分の常識で自分の責任で生きてきた。しかし、今は違う。私と運命を共にしているのだ。

考えてみると多少可哀相にも思える。イケメンであることだけで食いついてくる女達に、散々甘やかされていたら、男なんてこうなるのかもしれない。

家賃も払って貰い。
洗濯物も前彼女。

それなのに女なんて信用していない。


昔は「お前はカスだからカスみたいな女しか寄って来ない」と言うだけだったが…今はウチの家族と一緒に暮らし料理や洗濯してくれることや女の優しさ、その為には男がすることがあることなんかを教えていってるつもりだ。


チャライ男やチャライ女なんてすぐわかる。そう思われないような男になって欲しい。今はホントに兄弟のような存在なのだし、色んな意味で守ってやりたい。


すぐには無理かもしれないけど、少しずつでも変わってもらわねば。