メタリックキックボクサー ライブ回顧録 RISING ANGER
この日のライブ会場は久々のOLDTIMEである。ここには
出力の大きいマーシャルアンプは置いてないのだが、俺
には少々の弱小アンプでも、エフェクターなどはいっさい
使わずピッキングだけでそのアンプのもつ能力を最大限に
引き出す技術があるので全く問題ないのである。
ところがスタッフとの打ち合わせの中でここの全くイケてない
ロン毛を後ろで束ねた小柄で小太りのPAのヤツが「エフェクタ
ー持ってなかったら全然ディストーションかからねぇ、いい音出
ねぇ!」みたいな態度をとるので頭に来て、足元にあるメーカー
名は忘れたが小さなアンプに直接シールドをぶち込み、そいつ
の脳天めがけて大音量でシャープな爆音ぶちかまして黙らして
やりました! コイツがその後も輪をかけてイケてなくて、愛想
悪いし、気がきかんし、段取り悪いし、謝れへんわでコチラも
堪忍袋の緒が切れて、若干のプレッシャーかけときました。
ホントこの日の印象は?と聞かれると、自分のプレイよりも、
この全くイケてないロン毛を後ろで束ねた小柄で小太りで
ダサイPAのヤツのことが頭から離れなくて悪夢のような夜
でした!と答えるねぇ、まったく…。
ひとつ嬉しかったこと言うと、俺のすぐ前でかじりついて観て
いて60歳ぐらいのロック風なオヤジさんが、
「兄ちゃん! アンプに直結(アンプだけという意味)で
あんな音でるんだねぇ~、凄いわ~!!」
と讃えてくれました。
あの全くイケてないロンゲを後ろで束ねた小柄で小太りで
ダサくて 臭くて 愛想悪くて気がきかなくて段取り悪くて
自己中……のPAのヤツよりオヤジさんのほうがよっぽど
耳がいい…!
METALLIC KICKBOXER

