true-Zurich

 ついに9月突入ですね。夏も終わり、私のスイスでの仕事も無事終了しました。大きな事故や怪我人を出す事も無く。自分も特に怪我をする事も無く来る事が出来ました。めでたしめでたし。

 最後の仕事は日曜日8月30日。内容はインターラーケンからチューリッヒ空港まで個人旅行のお客様を送ってゆく事。2時間強の仕事はこれまた特に波乱もなく、チェックインのお手伝いをして、パスコントロールの前でお見送りをしておしまい。本当に平穏に済んで良かったです。お陰でこの日はそのまま久しぶりのチューリッヒでのんびり。

 実はチューリッヒの街をうろつくのはかなり久しぶりなのです。今夏はここまで、何度となく乗り換えの為立ち寄ってはいるものの、駅から外には出た事が無い。空港から外には出た事が無い。。。まあ、世の中そんなものかもしれませんが。

 そんなこんなで街に出たものの、この日は日曜日。飲食店の他は当然開いてる店は無し。買い物をする事は出来なかったので、ひたすら街をぶらぶら&湖岸でのんびり。7年ぶりに訪れた街でしたが、改めて綺麗な町並みだと感じました。イメージの中には湖の姿くらいしか残ってなかったので。でもやっぱり一番のお気に入りは湖でしたが。(‐^▽^‐)
という訳で、チューリッヒ湖の写真が本日のトップ。
 
アルプスの麓にて-Via Ferrata

 明けて8月最後の日は、同僚たちと2度目のビアフェラータに出かけました。今回のコースはミューレンから隣村ギンメルワルトまで標高差300m程を主に下るコース。場所が場所なだけに、上の写真の様な断崖絶壁を下らなければならない所も数カ所有り。更にはロープだけの吊り橋とか、谷底が見えない様な場所に設置された、大変揺れやすい吊り橋だとか、アドベンチャー度はかなり高かったと思います。その分山登り要素は薄れていたけど。。。

 もうあと、2週間程でスイスともお別れです。それまでにまた何処かへ行ければ良いのですが、どうでしょうか?ひょっとしたら今年はこれが最後のビアフェラータになるかもですね。来年までに是非とも自前の装備を用意したいなあと考えております。でも、そんなお金何処にあるんだろう??
true-Sonnenuntergang
 
 先週は特に仕事も無く、おまけに快晴続きだったので、同僚達とプチ山行。尤も行った先は、普段仕事でさんざん行っているクライネ・シャイデック。泊まる必然性は無いのですが、同僚二人はキャンプが目的だったので、テントを持っていない自分も含めた二人が近くで泊まれる場所を考えたわけです。最初はどこかの山小屋に行こうという話だったのですが、最終的にはシャイデックの山岳ホテル?に落ち着きました。ようするにちょっと街を離れて、山の夕焼けと星空を見に行こうというのが趣旨だったわけですが。という訳で、上の写真はアイガーとメンヒの夕焼けです。

 さて、クライネ・シャイデックは列車に乗っていれば着いてしまう山の上ホテル。夕焼けその他が目的なので、現地着は夕方で良いわけです。第一昼間に行ったら観光客がうじゃうじゃしてますから。そこで、この日は朝からグリンデルワルドでロッククライミングのゲレンデに向かう事になりました。経験者の他3人は兎も角、自分にとってはこれが人生初のクライミングです。始めのうちはかなり緊張しておりました。(゚ー゚;

アルプスの麓にて

 用具の使い方や注意など、同僚から初歩的なレクチャーを受けた後、難易度の低いコースから順次登り始めました。朝10時過ぎから始めて、途中お昼休憩を挟んで15時過ぎまで。各自4本程登った所でこの日はお開き。午後になってかなり気温が上がってきた事もあって、予定よりもちょっと早めに引き上げました。

 バスで村の中心部まで戻って、スーパーで夕食の材料&ビール、ワインを調達。最終の登山電車で上がります。テント組がテントを設営している間に、ホテル組はチェックイン。その日の夕食は普段はテラス席になっているベンチを占領して自炊。暫くしたら、山々は綺麗な夕焼けに染まっていきました。日が落ちた後は満点の星空。流れ落ちる星を二つ見る事が出来ました。星空
それにしてもこの日はずっと上を見上げ続けていたので、この頃にはすっかり首周りが疲れきっておりました。(;^_^A

アルプスの麓にて-Fruehstueck

 翌朝、朝日に照らされる三山も綺麗でしたが、こちらは思った様な写真が撮れませんでした。代わりにホテルの朝食写真。ビュッフェ形式でチーズ二種、コーヒー、紅茶、ココア、コーンフレークと果物などがありました。パンはクロワッサンと田舎風パン。いかにもというか昔ながらの素朴なスイスの朝食、といった所でしょうか。思わずチーズを取り過ぎ、更にはコーヒーを飲み過ぎてしまいました。。。

 
アルプスの麓にて-Klettersteig

 さて、この日のお題は"Via ferrata"。イタリア生まれの簡易クライミングで、ドイツ語では"Klettersteig"と呼ばれる代物。トレッキングとクライミングを足して2で割った様なものです。装備さえあらば、クライミング程技術的な大変さは無いのですが、高所恐怖症の方には絶対お薦めできないですね。この日のルートはアイガー北壁横のRotstock(ロートシュトック)に作られた2時間半程のコース。ちなみに、前日のクライミングに続き、初のビアフェラータ。登り始めは急な梯子をいくつもクリアせねばならず、いささか怖い思いもしましたが、慣れてくるとさしたる事も無く。楽しみながら登る事が出来ました。(^∇^)

 最後は再びクライネ・シャイデックに戻って、遅めの昼食。ここに来てようやく念願のKaeseschnitte(スイス風チーズトースト)を賞味いたしました。赤いのはトマト、緑はグリーンアスパラ。でも、ビールと一緒というのはちょっといけない食べ合わせだったかも。。。と後で反省するはめに陥りましたが。(_ _。)
アルプスの麓にて-ケーゼシュニッテ

 そんなこんなで、初物尽くしの二日間。クライミングに関してはここ数年来の念願がようやくかないました。ぜひともこの先も続けていきたいのですが、一人では出来ない所が難点です。スイスにいるうちはまだ道連れがいるのですが。。。しかし、この歳で始めるってのもどうなのでしょう。そのうち雪女どころじゃなく、山女になっちゃいそう。。。
true-ブルーベリー

ここに来て、ようやく夏らしい日和に見舞われております。
尤も、夏と秋の境界線が曖昧なアルプス。今日は同僚2人とブルーベリー摘みに出かけました。
出向いた先は、春の下見時点で大量のブルーベリー(花)を確認した、ウェンゲンの先。日中には気温が上がるという予報もあり、涼しい早朝から出かけてゆきました。

生まれて初めての自生種の果実摘み。約2時間程、3人掛かりでの収穫の結果が上記の写真。お店で買ったら、いったいいくらになるんでしょうか?とりあえず、半分程をジャムにすべく調理中。鍋の中のベリーを眺めて、こんな大量のブルーベリー生まれて初めて見たかも。。。。と改めて実感。これもまたアルプスの秋?の味覚です。