2020年1月27日〜31日


術前検査から1ヵ月弱。

神経鞘腫と言われていた腫瘍の除去手術のため入院。

良性と言われていたので、何の不安も無かったし

日常生活で特に気をつける事もなかったので、気楽に過ごしてきた。

右大腿部の凝りは、触るとゴリゴリする感じで、痛みはなく、多少ピリピリと神経に響いているような感覚だった。


この時、コロナが流行る少し前であったので、面会の規制もなく、入院する日、手術日、術後等、家族が同行してくれた。

私の自宅から、がんセンターまでは車で片道1時間弱かかる。

そんな中、いつも家族が付き添ってくれる。本当に感謝だ。

私には子供が2人いるが、この時、長男は年中、次男は3歳、とまだ小さかったので、とても寂しい思いをさせてしまった。


初めての大きな手術。

主治医、麻酔科の先生、看護師さんからいろいろな説明を受ける。


手術室には、歩いて向かった。

好きな音楽を流してもらえると聞いたので、大好きなSMAPの曲をお願いしていた。

手の甲から注射をされ、とてつもなく痛かったが、SMAPの曲を聴いて、テンションを上げて心の中で歌い、痛みを感じないように、必死に堪えていた。


「〇〇さん、わかりますか。無事に終りましたよ。」

気づくと、手術は終わっていた。


腫瘍が縦に5センチ、横に3センチほどの大きさであったため、7センチほど切ったらしい。

少しすると、家族が来てくれた。

腫瘍を見たらしい。

白くて、とてもきれいな腫瘍であったと…


とにかく無事に終わってよかった。


翌日から歩く練習。

痛みはあるものの、片足は普通だし、歩ける。

動かないと、筋力もどんどん低下してしまうので、歩いた方が良いと先生に言われたので、積極的に歩く練習をした。


順調に回復して、手術の3日後には無事退院した。

傷の様子を確認する為、

10日後に通院の予約が入った。


この時の勤め先が、院内託児室で、4人で回していたので、休みが取りにくく、退院の2日後には仕事復帰をした。。

今思うと、よくあの体の状態で仕事に行ったなぁ…と思う。

わかってくれる人は、わかってくれるけれど、全員が全員そうではない。

自分の体のことは自分が1番よくわかっているから、誰に、なんと言われようと、絶対に無理をしてはいけないと思う。



2020年2月10日


術後の傷確認のため診察。

傷跡はきれいだから、安心してくださいと。

何かあれば、いつでも連絡してくださいねと先生から声をかけて頂いた。

談笑したり、終始和やかな時間が流れた。

もうがんセンターに来る事は無いんだろうなぁと思い、診察室を後にした。


が、まさか、この後予想もしないことが起こるとは思いもしなかった………。。。