家の近くに一軒の廃屋がある 家の近くに一軒の廃屋がある。昔、それこそ35年も前の話だ。その頃はまだそこに老夫婦が暮らしていたと思う。残念ながらお爺さんの記憶はもうほとんどない。でも、お婆さんの方はよく覚えている。近くの工場で働いていた。お祭りの時に家をまわった記憶もある。もう存命ではあるまい。お婆さんは娘夫婦に引き取られたと記憶している。 今日、散歩がてらにその廃屋を覗きこんだ。窓から当時の鍋やヤカンが見えた。草でおおわれてしまったその小さな家の時間は静かに止まっていた。無性に哀しくなった。 加藤究之介さん(@kyunosuke1)が投稿した写真 - 2016 May 17 7:45am PDT