2015年6月21日（日）

おはようございます。

今日は何の日カレンダーから

今日はいつもとパターンを変えて　花について････。

花言葉、誕生花と言うのがありますが、これは誰かが考えているもので、法的な権威があるものではないので、調べる方法によって、少し違う事もありますが

本日（6月21日）の誕生花は「月見草」です。

夏の夕方に開花し翌朝にはしぼんでしまう月見草（ツキミソウ）。花名は、月が現れる時間帯に咲くことに由来するといわれます。

花言葉は、「無言の愛情」

　　　　　「移り気」だそうです。

「無言の愛情」は、人目を避けるように夕方ひっそりと花をひらくことに由来するといわれます。

「移り気」の花言葉は、咲き始めの白い花が、翌朝のしぼむころには薄いピンク色に変化することにちなむといわれます。

「月見草」というと野球の野村監督をすぐ思い浮かべる人も多いでしょう。

彼は、安打数、ホームラン、三冠王と記録的には大記録をいっぱい持っていますが。当時は人気のないパリーグに在籍していました。

球場は、お客さんも少なく、野次がそのまま聞こえるほど、閑古鳥が鳴いていました。

それに反して、人気のセリーグはお客さんは満員。

彼と同時期の「王・長島」を要する巨人なんかの人気とは比べ物になりませんでした。

今年のセ・パ交流戦もパリーグの圧勝でしたが。

同じ野球をやりながら、実力は上と思うのに、いつも地味な役回り・・・・。

野村さんは、子供の頃から苦労人で、貧乏の中で野球をやってきました。家計を助けるために新聞配達や、野良仕事をしながら、練習の帰りにひっそりと咲く「月見草」を見てきたと言います。

そんなことで、2500本安打の大記録を立てた、インタビューの中で

「王や長島は、太陽の下に咲くヒマワリなら、俺は日本海にひっそりと咲く月見草」と言って、自分の事を言いました。

実力があっても不遇なパリーグの事も含めて、自分の生い立ちを、誰も見ていないような夜にひっそりと咲き、朝にはしぼむ月見草になぞらえたのでしょう。

野村さんの月見草発言から、今でも目立たないところでしっかりと咲く月見草は有名になったように思います。

昼間は、咲かないで、夕方から、そっと咲いて、朝にはもうしぼむ

「無言の愛」と言う言葉もうなづけます。

竹久夢二の「宵待ち草」も月見草と同種の花のようです。

私の小さい頃、家の近くが海でした。砂浜に夕顔（ユウガオ）の花が咲いていたのを思い出しました。

この花もまた、夕方に誰もいない砂浜で、ひっそりと咲いていました。

ふと宮沢賢治の「雨にもマケズ」の詩を思い浮かべました。月見草とダブりました。

｢雨ニモマケズ｣

雨にも負けず　風にも負けず

雪にも夏の暑さにも負けぬ

丈夫な体をもち　慾は無く

決して怒らず　いつも静かに笑っている

一日に玄米四合と　味噌と少しの野菜を食べ

あらゆることを　自分を勘定に入れずに

よく見聞きし分かり　そして忘れず

野原の松の林の陰の　小さな萱ぶきの小屋にいて

東に病気の子供あれば　行って看病してやり

西に疲れた母あれば　行ってその稲の束を負い

南に死にそうな人あれば　行って怖がらなくてもいいと言い

北に喧嘩や訴訟があれば　つまらないからやめろと言い

日照りの時は涙を流し　寒さの夏はおろおろ歩き

みんなにでくのぼーと呼ばれ　褒められもせず

苦にもされず　そういうものに　わたしは　なりたい

そして私達の罪のために無言の愛を持って十字架で死んで下さったイエス様とも重なるのです。

今週も皆様の上に、神様の豊かな恵みと守りと祝福をお祈りいたします。

今週の暗唱聖句をお送りいたします。

２０１５年６月２１日（日）

今週の暗唱聖句と解説

「安息日にしてよいのは、善を行うことなのか、それとも悪を行うことなのか。いのちを救うことなのか、それとも殺すことなのか」マルコ３：４

　先週に引き続いて安息日論争に関する箇所です。

これは、安息日に会堂に片手の萎えた人がいて、イエス様がその人を癒す前に、当時の宗教指導者たちに投げかけた質問です。

　当時、安息日にはすべての労働を禁止していましたから、病気の人を治療する行為も宗教的にはできないというほどに、安息日の規定が優先されていました。

　その事が神を礼拝する、人間のなすべき事と教えられていました。

誰か困った人がいたら、たとえ安息日でもそれを助けるのが、神様のみこころと思いますが。

　当時の宗教は、人間本来の愛の行為さえ、宗教的戒律で抑え込んでしまう。非常に息苦しいものでした。

　これって、現代の私達の生活の中にもあると思いませんか。常識と言う名の元に、本来の人間のする善が出来なくなっている。困っている人がいても安息日には何もしない方がいいという戒めの方が優先されていたのです。

　しかし、イエス様は上記の質問を会堂にいる人々に投げかけました。これは安息日の原点に帰った、素朴で真実な質問です。

　このように問われると、人々は、安息日には善を行う事、命を救う事としか答えようがありません。しかし、安息日の掟の前に沈黙したのです。

　そこでイエス様は、片手の萎えた人を癒しました。

多くの人は喜んだでしょう。

　しかし、厳格に掟を守る事に熱心な人たちと会堂の指導者たちは、このイエス様の行動に、このままでは自分たちの立場が脅かされるとイエス様を殺す相談をし始めるのです。

　イエス様は、正しい事。神様の本来目的としている人間の幸せのためにやってきたのに、そのイエス様の人気を妬み、自分たちの立場を守ろうとする、体制側に人々によって殺されてしまう事になるのです。そしてそれは神様のご計画だったのです。私達も決められた掟が優先して本来の目的から外れてしまっているような事がある時、イエス様に似た者として働かせていただきたいものです。

聖書の言葉です