小学4年生の5月タイミングで急にお子様が中学受験をしたいって言われたお母様からの質問です。


お子様から急に言われたこともあり、理由もよくわからないことや、仮に中学受験の勉強を始めたはいいが途中で投げ出さないかとか、急にレベルの高い勉強を始めて本人が勉強嫌いになったらどうしようかとか、色々な悩まれながら相談頂きました。


私としてはそういう時にこそ、中学受験の勉強を始めないと後悔すると伝えました。


理由としては、以下ぎあります。


①勉強したいという発言の尊重

ゲームや習い事と違い、勉強に対して興味が向く瞬間はなかなか作り出せないことが多いです。

お子様が「勉強する」と言ってくれた時こそ勉強に向かわせるチャンスですのでどこまで中学受験に力を入れるかは置いておき勉強はスタートさせるといいです。中学受験を通して興味の出る分野、単元が見つかる事も多くあります。


②始めるタイミング:学習編

一般論で言うと中学受験の勉強は3-4年生の間に本格化します。算数であれば特殊算や、社会であれば地理の勉強を最初に学ぶところが多いです。

これが後になればなるほど、前学年の学習の時間を取らなくてはなります。例えば6何生から中学受験の勉強を始めるとなると、志望校や本人のレベルにもよりますが本来の6年生の勉強はもちろん3-5年生までの内容も同時進行で取り組む方が多くいらっしゃいます。ですので、4年生のまだ負担の少ないうちに始められた方が今後スタートするよりもオススメです。


③始めるタイミング:学校探し編

中学受験生には学校を選ぶ際には4-5年生のうちから各学校へ足を運んでもらいたい旨を伝えてます。自分の未来を考える機会は短時間で決めて欲しくないと言うのが理由としてあります。

学校の指導方針や生徒の雰囲気、立地、進学実績など選ぶ基準は様々です。判断するまでに情報をきちんと集めるのであれば、それだけ時間がかかります。まずはどんな学校があるかを家庭内で話してみると意外なお子様の好みや、成長の瞬間を垣間見る事もあるかもしれません。


今から本格的に勉強するかはさておき、まずは少しずつでも始める事がいいと思います。

今の勉強が得意、不得意などで判断するのでなくぜひ、少し先の未来を考えていただけたら幸いです。12歳のお子様だからこそ大きく成長します。受験を通じてお子様の成長を陰ながら応援しております。