どうも、こんにちは。Godgnです。




今日は2017年度京都大学化学第4問について説明いたします。




丸々一週間ブログが更新出来ませんでした。本当に申し訳ありません…。
なるべく毎日出せるように努めます。




それでは、始めます。




問1.グアニンはシトシンと、アデニンはチミンとそれぞれくっつきます。HとOの間で水素結合が出来ます。ア,イは直接結合、ウ,エは置換基間結合であることに気をつけて下さい。

問2.ジアゾ化についての問題です。この反応では、ジアゾニウムイオンと呼ばれる2つの窒素原子が三重結合した原子団が出来ます。陽イオンの記号を忘れずに。

問3.アミド結合を作るので、ヒドロキシ基のHをNにくっつけてやればいいです。二重結合の位置が変わるので注意して下さい。

問4.シトシンの⑤にメチル基をくっつけた化合物で問題文と同じ操作をすればできます。答えが問題文に書いてありますね(笑)

問5.(i)アデニンとチミン、グアニンとシトシンはそれぞれ同じ比率です。平均値は各式量にそれぞれの比率をかけたものを足し合わせれば出てきます。
   (ii)まず、ベンゾ[a]ピレンの物質量が出るので、グアニンも同物質量結合します。次に、グアニンの存在比率からヌクレオチド単位の物質量が出ます。最後にヌクレオチド単位の質量をDNAの重量で割れば完了です。

問6.Pは設問の3つの水素原子が全て異なる方向を向いています。一方、Qは2つが同じ方向を向いているので置換した時に反発が大きくなります。

問7.Pの場合、3番目と5番目の炭素原子の置換基が同じ方向を向くので反発が大きくなります。よって今回はQの方が反発は小さくなります。すると、C1は垂直、C2,C5は平行に置換基が配置されます。

問8.(i)問7と同様に考えると、αグルコースとβグルコースは共にQの方が反発が小さくなります。同じようにして、垂直,平行な置換基の個数が求まります。
     (ii)βグルコース以外は、いずれかの隣合う炭素原子の置換基が上下のうち同じ側を向きます。よって反発はβグルコースに比べて大きくなります。




~感想~
前半は細かい部分の知識が必要な問題でした。後半は、見たことある化合物が題材かと思いきや、意外と時間がかかりました。




いつも見ていただいてありがとうございます。次回もぜひご覧下さい。