煙草を買いに近くのコンビニへ

なんだか足下がくすぐったくて見てみたら

子猫がすり寄って来てた

コンクリートで覆われた街で

餌なんてそうそう見つからない

一人ぼっちで生きてる

そんなこと考えたら無性に愛しくて

俺の手に甘える子猫を見つめてた

けど飼ってやれないし

自分の無力さに絶望して

誰の力も借りないで生きてる子猫を羨ましく思った

だから寂しい時くらい構ってあげようと

あいって名前をつけた

明日も煙草買いに行くけど

あいはいるかな?

人は生まれ方を選べない

どこで生まれるのか

どう生まれるのか

とにかく気付いたらこの世界に居る


それならせめて

死ぐらいは

自分自身で決めたい

生きる事を真剣に考えるなら
 
それがまともだろ?
 
 
こんな世界に生まれてしまって

心も疲れ果てて

世界がこんなだと知ってたら

生まれたくなんかなかったのに


さあどこへ行こう

この世とのサヨナラを

どの場所で迎えよう

 
さようなら、みんな

来世が素敵な世界なら

来世で逢いましょう

 
どうせ自分の意思ではムリだけど


好き勝手やれてきたのも

あなた達のお陰です

道を外しそうな時も

人生に迷った時も

救ってくれたのはあなた達でした

そもそもこうして生きているのは

あなた達が居てくれたから

いつかは必ず訪れる別れ

覚悟はしていたけれど

こんなにも悲しいんだね

感謝一つ伝えられなくてごめんね


今、俺には好きな人が居ます

自分の全てを投げ出してでも

幸せにしてあげたい人です

その人と僕は

あなた達のように

未来の芽を育てていけるでしょうか

もっともっと

色んな事教わりたかったけど

もう無理みたいですね

けれど大丈夫です

今まで本当にありがとうございます

出来の悪い息子の未来を

どうか見守っててください