仮面ライダーウィザードの個人的評価 微妙特撮 | りょうぴーの自由奔放批評空間

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評価 微妙特撮


得点 42点


・平成仮面ライダーシリーズ第14作品。絶望から生み出される怪物ファントムを倒し人々を救う指輪の魔法使いの物語。


評価点はこのような所。

①アクションシーンが派手

・戦闘シーンはかなり派手で見応えがある。魔法を活かしたエフェクトの派手さやアクションのスタイリッシュさが上手く表れており、バトルの迫力は見応えがあるように感じられた。


②世界観やテーマは良さげ

・人々の絶望と希望という根幹のテーマとそれに応じた作品のメッセージ性や場面によって使われる魔法という設定は光るところがあるように思えた。また、魔法の設定は日常的な場面と上手く絡められており、バトルでも日常でも指輪に応じた特性で臨機応変に場面を作れている。


不満点はこのような所。

①全体通して展開が平坦すぎる

・大物幹部が出てきた回やパワーアップフォームの登場回など瞬間的に盛り上がる部分はあるものの、基本的にメインの話が進むことはあまりなく、Wやオーズ、フォーゼのようにドラマ要素にも秀でている部分がないので、退屈に感じられる。


②キャラクターに今ひとつ魅力がない

・ウィザードに変身する操真晴人やビーストの変身者仁藤攻介、メインヒロインのコヨミはそこそこキャラが立っていたが、他のキャラの印象が今ひとつ良くなく、個性が薄く感じる。そのためキャラ立ちの悪さが物語の退屈さを助長しているようにも思えてしまう。


アクションシーンの派手さと中身の地味さの対比が悪い意味で効いてしまっている凡作。ファンタジー好きには楽しめるかもしれない。