始めてLopes-Lima et al,2020をまともに読み始めた。ちょうど私がイシガイ類の研究に本格的に取り組み始めたころに出版されたこの論文について、存在とその影響力の大きさは知っていたものの、当時まだ高校1年生であった私にとっては英字論文を読むということに大きなハードルを感じてしまい読まずにいた。結局、その後も何だかんだ挿絵付で全ての種についての情報がまとまっている近藤2008に頼ってばかりで読まずに5年の月日が経ってしまっている。大学生になった今、この論文を依然として避けたままでは何の成長もできない。だから、今回私はこの論文を読み始めることを決めた。

 

いざ読んでみると、英語能力の不足や知識不足により中々読み進めるのが苦しい。最初は原文を逐一単語の意味を調べながら読み進めたがアブストだけでもうこれを続けるのは限界だった。結局、チャットgptを使って翻訳してもらったり、語句の解説をしてもらいながら、読み進めることにした。これで、だいぶ読むペースは上がったが分子解析の手法のところで全てを完璧に理解しながら読むのは難しいことに気づいた。そこで、だいぶ時間もたっていたため今日はこの論文の全体像をできるかぎり把握することに努めることにした。

 

以下に今日おおよそ理解したことを簡単にまとめる。

 

 

論文の主旨:極東アジア地域におけるイシガイ科(Unionidae)貝類の系統的関係・分類・分布の整理

 

方法:

  • ミトコンドリアのco1とリボソームの28sの塩基配列を読み取り、これらをML(Maximum Likelihood)とBI(Bayesian Inference)で解析。co1は種間、28sは属や科レベルの系統関係を見るのに都合が良いらしい。解析手法については全くよくわからないのでその内、別記事で考えたい。
  • 分布は複数の情報源を基に作ったらしい
 
結果:
  • 分類群ごとにそれぞれ記述があるが、実際に貝の写真があったりするわけではないのであんまり何を言っているかを理解するのは難しい。
  • 科・族・属間の系統的関係性をまとめた図がいくつも挿入されている。
 
 
読んでいて感じたのは結局全体的な分類の整理をしている論文であるため、種ないし属ごとの情報をある程度知っていないと中々内容を理解するのが難しい。だから、次からはそれぞれの分類群、多分属レベルで順を追ってこの論文で言及されてる内容を整理していきたいと思う。

 

果たして、読み終えるまでにどれほど時間がかかるのだろうか。