人類の祖先は、チンパンジーから分かれたと聞く。
その祖先のなかで、森の中で2足歩行していたグループが森を出て、草原で暮らし始めたと聞いた。
森に暮らしていた祖先が、明るい草原、広々とした見渡す限りの草の原を見て、心躍らせて草原に出て行ったのではないかと想像した。
勇敢な先祖、冒険心旺盛な先祖、好奇心にあふれていた先祖、そのような前向きで活力あふれて、困難を恐れない先祖。
そのような先祖があるから、何十万年も後の私たちがいると思っていた。
この先祖を誇りに思っていた。
しかし、地殻変動で土地の形態が変わり、乾季が訪れ、豊かな森が縮小して行ったとも聞いた。
そうなると、減少する森から草原に行かざるを得ず、行きたくないが、生存のためやむを得ない選択だったのかもしれない。
そうなると、草原に出て行ったご先祖様は、悲壮感、寂寥感、失望、不安、未知への恐怖にさいなまれながら、トボトボと草原に出て行ったのかもしれない。
安全で豊かな森から、肉食獣が跋扈する危険な草原へ。
さて、我々日本の若者たちは、どうするのだろう。
狭い日本を飛び立って、世界に雄飛することを夢見ているのか。
チャレンジングな世界を、インターネットやメディアで目にしているはずだ。
大いなる多様性があり、可能性がある。
希望に燃えて眼を外に向けているのだろうか。
それとも、縮小する日本。
人口減で、先行き明るい未来が無い日本。
GNPもどんどん発展途上国に抜かれるだろう日本。
人当たりの名目GDPでは、2018年25位になった日本。
2000年には、2位だったこともある。
希望の見えない日本を捨てて、海外に目を向けていくのだろうか。
悲壮、寂寥、失望、不安、未知への恐怖におびえながら海外に目を向けるのではなく、
冒険心旺盛で、好奇心にあふれ、前向きで活力あふれ、困難を恐れない勇猛心で世界に羽ばたいてほしいと思う。
森を出よう!
