　こんにちは、リョータです。今回は「養成課程面接」です。中小企業診断士には２次試験を合格する方法ともうひとつ養成課程を修了することで資格を取得できる方法があるんですね。養成課程という存在は知っていたけれどその内容は？という方には参考になるのではないかと思います。

　前回お話した通り養成課程３校の説明会に伺い、まず２校に入校するための書類審査を申し込みました。その中でまず１校目は書類審査で不合格になり、もう一つは面接の通知が来ました。この面接通知が来た養成課程は説明会で説明していただいた事務局の方と先輩ＯＢの方の印象がとても良かったところです。ここに無事合格できればいいなと思いつつ私は面接に向かいました。

　面接では面接される人ごとに時間が割り振られており、待合室では３～４人ごとに１グループとして事務局の方が説明・案内してくれました。面接前に渡された用紙には「自分で自分をプレゼンしてください」的なことが書かれており、私は少し面喰いました。言うなれば、「私を本校に入校させることでこんなメリットがありますよ」的なことを相手に伝えるわけですよね。それに面接的なことをやったのはかれこれ何十年も前の就職活動の頃以来なので。まあそれでも今まで仕事上色々な方と出会い、おつきあいもしてきたつもりなので「なんとかなるだろう」と思い自分の順番が来るのを待っていました。

　そして自分の順番が来て小部屋に通され、面接官は２人いらっしゃいました。そこで早速自分のプレゼンを始めてくださいと言われて始めるのです・・。
　結果だけ先に言えばボロボロです。予想以上に緊張して、とにかく早口になり、途中から自分でも何言ってるかわからない状態になりました。そして伝える言葉も出なくなり、最後はなんと自分から「以上です」と言って止めてもらいました。制限時間の半分も使わなかったと思います。もう顔は汗びっしょり、背中にも汗が流れ落ちているのを感じました。

　その後は２人の面接官から色々私に対して質問をいただけるのですが、これも後から思い出せないほど何を聞かれて何と答えたかもはっきり覚えておりません。ただ一つ覚えているのは「協調性がある方だと思う」というのと「ケンカは嫌いです。どちらかと言えば仲裁に入る方です」と答えたとき、その場の空気が少し緩んだ気がしたことです。これも後からわかったことですが、この養成課程というのは何十人も同期がいて年齢層も高めなこともあり、皆それぞれに自信やプライドをもっており、意見の食い違いから険悪なムードになることもままあるみたいで、運営する側からすればそういった受講生同士のトラブルはできるだけ少ないに越したことはないと思っているということです。つまり、複数人での集まりである以上、ある程度の協調性がないと困る、ということですね。だからどれだけ頭が良くて肩書も立派な方でも他の意見を受け付けず協調性の欠片も持ち合わせていないような方には受講してもらいたくない。受講生にはできるだけ協調性をもって取り組んでもらいたい、そういう方針だと感じました。実際に面接でも「例えばグループで意見が割れたとき、リーダーがあなたならどういった対応をしますか？」という質問がありました。それだけ協調性、リーダーシップの有無を見極めているということだと思います。

　面接時間は20分～30分だったと思います。とりあえずやるだけはやった、面接ではボロボロだったけど自分という人間をある程度は出せたんじゃないかなと思います。これで後は結果を待つだけ。しかしこれがダメなら次は３つ目の養成課程の申込をしなければならないかもな、と思いながら帰路につきました。面接結果はまた次回・・ではでは

　

　

　

　