カナダはロックダウン明けの選考会のようで | 今井亮介でよかろうもん!

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日々思いついたことを徒然なるままに

カナダのオンタリオ州は、コロナウイルス感染者の急増を受けて、4月8日から5月20日まで外出制限命令が出てるらしく、

5月24日から28日までトロントで開催される予定の水泳代表選考会について、カナダの水泳連盟が声明を出したっていう記事を見つけた。

トロントはオンタリオ州の州都だから、出場予定の選手もコーチも動揺してるに違いない。

オンタリオ州にいる選手は、現段階で練習云々でなく、泳ぐとか思い切り体を動かすことができないんだろうし。

ロックダウンが開けた後だから「はい、やりますよ」というわけにもいかないだろう。

選手は何年もかけて1発のレースに合わせてくるので、「精神力に期待する」みたいな無責任な発想はかわいそうだ。

コロナ禍は、人に前向きな精神を持ち続けるための挑戦をしてるんだという、友人の金言を今朝聞いたばかりなんだけど、

ただでさえ重い一歩が、暴風雨に逆らって歩くような更に高い負荷になってる感がすごい。

変わらない環境下、人は自らが変わることで状況を好転させることができて、実際にそれを成し遂げた人達にも会った。

しかし、スポーツの祭典という、住環境が異なる国の人々が集合して初めて成り立つ前提を変えられないモノが、大きなジレンマを生んでる。

変われないから。

参加選手に対するワクチンの優先接種についても激しい議論があるのに、大会ボランティアに対するワクチンの優先接種については、議題にすら上がってないんじゃないか。

万全の準備ができないことが、素人の俺にも分かってしまうこの現状は、本番まであと100日を切ってる段階で改善するのだろうか。

前向きでいたいし、できるだけ競技や運動を楽しみたいけど、大きなチャレンジには時期尚早なのかもしれない。