夜空に輝く星たち
コンクリートに寝そべり空を見上げた。
僕は真っ直ぐ目の前にある星を観た。
それは、調べたら【ベガ】であった。
歴史を読み返すと織姫様ということになってる。
僕はある事を思い出した。
夢の中でそれらしき女性に
一度だけ出逢ったことがある。
水の羽衣を纏った美しい出立ちをしていたので
僕は目を奪われた。
すると、その女性が近づいてきて
僕に声を掛けてきた。「私、ヒカリ」と。
そして、「私に付き合って」と。
僕は思った。なんて馴れ馴れしい女性なんだと。
まー、仕方ないから付き合うことにした。
そして、ヒカリは「私、ジャージが欲しい」と
そして、近くの古着屋に入り、ヒカリは
ダサいジャージを選び、「貴方はこれを着て」とダサいジャージを手渡してきた。
仕方なしに、僕も着る羽目になった。
そして、今度は「琴が欲しい」と言い出したので、近くの楽器屋で琴を購入した。
男なので数十万円もする高価な琴をプレゼントした。財布と心は泣いていた。
ヒカリは「カラオケ行きたい」というので
近くの【銀河の空】という名前の怪しい
今にも潰れそうなカラオケ屋に入った。
着くなり、すぐヒカリは琴を弾き始めた。
それはそれは美しい音色で僕は
それまでのワガママな振る舞いを
全て水に流した。
美しい音色に酔いしれていたらいきなり
僕の頭を掴み胸に押し付けてきた。
僕は頭が真っ白になった。
そしてヒカリは「鼓動を聴いて」というので
耳をすませ聴いてみた。
すると心臓のリズムがおかしかった。
静寂に包まれた中、ヒカリの心臓の音だけが
室内に響いた。
そして、ヒカリが神妙な顔で「私、心臓が悪くてもう長くないの…」と。
僕は、何とも言えない複雑な感情の中
考え疲れて眠りについたら
夢から目覚め朝を迎えた
2023年7月7日の朝で現実に戻された。