水槽セッティング時に自作サイフォンフロー管を付けたのですが、どの様なものか紹介します。

海水魚飼育でオーバーフロー水槽にすると様々な騒音に悩まされます。

クーラーの作動音、スキマーの音、ポンプの音、オーバーフローする際の音、その他、部屋の中は一気に騒がしくなります。

通常は段々気にならなくなるそうですが、わが家では、水槽の僅か50cm横で(無謀汗)毎日寝ているので、少しの音でも爆音で聞こえてきます。

オーバーフローだと、落水する際空気を捲き込むのでゴボゴボと排水音がします。この音に対して色々と対策はあるのですが、どれも完全に無音化するのは難しいので、サイフォン式を追加してほぼ音を無くしました。

この杖みたいな配管で水を吸出してる感じです。

一旦水面から上に出す感じです。

サイフォンなので、最初の呼び水や中の空気を吸出す必要がありますが、このエアチューブで自動化しています。エルボーに5.5mmの穴を開け、外径6mmの軟質塩ビホースを差し込みます。少し穴が小さい様ですが、ぴったり密着して水漏れしなくなります。念のため塩ビ接着剤を塗っておきます。
ホースの先をエア吸の為少しだけさして、もう１つの穴から反対のホースの先をさします。このホースをずっと引っ張っていって、配管の中を通ってサンプにまでいっています。

最後ホースの先は、エアレーションなんかに使用するディフューザーに繋げてあります。このディフューザーでどんどんエアを吸ってくれるので、停電しても自動復帰してくれます。

最後に停電した時に洪水にならない様にエルボーとエルボーの間に小さな穴を開け、ホースを少しさしています。ここまで水面が下がるとエアが入ってサイフォンブレイクし、水の吸出しは止まります。

後は、キャビネット内の配管、特にエルボー部に吸音剤等を巻き付けると、水の流れる音すら聞こえなくなりました。