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つらつらと

日々あることないこと


お久しぶりです。
すっかり日課になりません。

長続きしませんね。月1更新になりました。


さて、ブログを日課に出来ない間にもちょこちょこと観劇をしていたのですが、
今回は自分の中で衝撃・笑撃の演目について。
大げさではなく、自分の人生を変えるのではないか…


ただいま絶賛公演中(11月13日-23日@神奈川芸術劇場、順次兵庫、札幌、倉敷でも公演があります)

ミュージカル・HEADS UP! を観劇しました。
初日に観てきたのですが、あまりの面白さにその帰路で人生初のチケ足しをして、本日2度目の観劇をして参りました。


私がこのミュージカルを知ったのは、他の舞台を観に行った際にいただいたフライヤー。

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フライヤー自体のビジュアルも非常に高い。

ざっくりとしたあらすじは

"人気のブロードウェイミュージカル「ドルガンチェの馬」。1000回公演を終え、無事閉幕…と思いきや、主演俳優の一言により急遽田舎の劇場で1001回目の公演が決定。
しかしキャストやスタッフはすでに解散し人は集まらない、舞台のセットも2/3しか残っていない、けれどチケットは完売してしまい、公演中止は出来ない。このピンチを、どう乗り越えるのか…!?また、主演俳優が1001回目を望んだ理由とは…?"

あらすじをザッと見ても面白そう。


私は今までの観劇基準はズバリ、出演してる俳優さんです。
推しの俳優さんが出ていれば、どの演目でも観に行くといった感じでした。

ただ、このミュージカルは知っている俳優さんもいらっしゃいますが、それ以前に直感的に「この空気に触れたい」そう感じた作品。

小中高と12年間の腐れ縁の後音大に進んだ友人を誘い、前売りチケットを購入しました。


(以下ネタバレも含みます)



まず、KAATという劇場に入るのが初めてで
初日はB席・3階の最前列センターよりサイドブロックにて観劇。

落ちてしまうんじゃないかと思うほどの座席の角度!!怖い!!!!笑


(余談ですが、3階席の最前は落下防止用のバーがちょうどステージの真ん中らへんにかぶってしまい、少々観づらさアリでした。
椅子に腰から座るように座高を低くするか、背中を離さないとステージ全体は観えませんf^_^;
背中を離すと後方の方の視界を塞いでしまうので、だいぶ態度が悪く見えますが踏ん反り返るようにして座高を低~くして、
肘置きに頬杖をつくようにして柵の隙間から観ていました笑
幸い通路側でしたので、誰にも迷惑がかからないように。。。)

また、初日で平日の関係か、空席は結構あったように感じました。
3階席は私の後ろの列はほぼ1列空席だったり…

1階席後方はまだ余裕がありそうでした。


開場の時から緞帳は上がっていて、
ステージはセットの前の状態。
ステージ上には平台とイントレ。
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(ちなみにこちらは、公演のパンフレット。舞台用語集や、本物の裏方さんたちへの質問など、他の公演パンフレットでは知ることの出来ないようなまさに「裏話」が読めちゃいます!値段も¥1200とお手頃ハート)

平台側面には黎明会館の文字。


ストーリーテラー・劇場の雑用係熊川さん(演:中川晃教さん)の
「ここは栃木の田舎にある黎明会館」というセリフにより、ここは一瞬でKAATから
北関東にある、古く寂れ、間もなく閉館になってしまう公共劇場の「黎明会館」へと変わります。


以前、SONG WRITERSにて中川さんの歌声を全身で浴び、すっかり虜となっていましたが

改めて中川さんの演技・歌・ダンス…
観れば観るほど、惚れます。
今回の役も、大変愛くるしいキャラクターで。


公演内容を1からなぞっていくとそれこそ5時間ほどかかりそうなので(笑)
自分の心に残ったところをかいつまんでいきます!


まず、一番自分の中に響いて、残ったセリフ。
第一幕 終盤 ドルガンチェの馬開幕前の熊川さんのセリフ
「観客はセットやスタッフワークを観にくるわけではありません。実は俳優でもない。
その全てが発する熱を観に来るんです。」


いや~~震えました。。。

これ、演劇界での名言なのではないでしょうか。

映画や、ドラマ、映像物ではなく
わざわざ劇場に足を運んで、学生にはちょ~っぴりツラい(笑)額でチケットを買い、生で観劇する理由。

熱を、空気を、空間を、全身で、五感で、体感しに行くんです。


一度味わうと、なかなか抜け出せないですよねあの感覚は。

わたしもなかなかに大変な趣味を持ってしまったと思うことがたまにあります笑




次に、演出のお話。
まずザッツミュージカルナンバー!なシーン。
男女のダンサーさんとカラフルな照明で作り出されるダンスシーン。

音楽がまたツボでツボで仕方ない。
私の中の「これぞミュージカル!」といった王道の中でも革新的で、ユニークな曲。

また色々な有名ミュージカルのパロディを取り入れて。
音大の友人がすごく面白そうにしていたのが印象的。
私はわかるものとわからないものがあって、このシーンばかりは、「ミュージカルに詳しい人、羨ましいな…‼︎」と。


ドルガンチェの馬の劇中歌では
あの荘厳さと(良い意味の)チープさを兼ね備えている絶妙なバランス!!

そして、主演俳優役の今拓哉さん。
あの役は、本当に実力と経歴のある今拓哉さんの歌唱力だからこそ、より一層のシュールさと面白さを跳ね上げられるのだなと。


第二幕の、舞台上と舞台裏方のスタッフワーク。
照明の具合で舞台袖とステージを分けて
絶妙なタイミングと繋がりがわかりやすく見える。

また、バラシ最中に回想のようにして、
あの時のトラブルをこう乗り越えた!と言う演出。
簡潔で、場面展開も早く、飽きさせない演出だなあと。


また、最初から最後までにかけての伏線の張り方。
そして全部が面白く紐解かれていく。


二回目のオチを知った上での観劇では、また見え方が違う。

見事に、新藤(演:相葉裕樹さん)以外には熊川さんが見えていない。声や動きに反応していない。

一回でも気づいてしまえば一気にオチまで見えてしまうのに、一回目の観劇では全く気付きませんでした…

見事に、加賀美(演:哀川翔さん)の「そういうのやめろよ…」まで、全く気付かず。



全編を通して、音楽、演出、振付、全部全部が、本当に絶妙なバランスで、最高に楽しい空間でした。


ちなみに、二回目は2階席2列目センターブロック
での観劇でしたが、非常に観やすかったです。
値段は正直だ。笑
そして、座席の埋まり具合!
初日から、リピーターや口コミでほぼほぼ満席に!
たった2回の観劇ですが、勝手に成長を感じざるを得ない…


私はただの観劇が趣味の人間ですが、
舞台をやってるひと、作るひとはもちろん
そうでないひとにも、これが初観劇!なんてひとにも、

観る人を選ばない。

誰にでも心からお薦めできる!そんな作品でした。


あーーもう一回観たい。笑



初演の今から、再演を心待ちにしています。
観劇したひとは皆そう思うのではないでしょうか?


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