英国ウィリアム王子が2月26日から3月1日までの4日間、日本を訪問していた。このことは、「代官山の蔦屋書店にいくらしい!なぜ蔦屋書店?」や「被災地に行くらしい。母であるダイアナ妃が阪神淡路大震災の被災地訪問を交通の事情で実現できなかったことを、母の意志を引き継いで息子であるウィリアム王子が実現するのか」といった文脈で日本で割と盛り上がっていたように思う。
※なぜ蔦屋書店かというと、その時、代官山の蔦屋書店では英国大使館が主催する義足関節システムやロボット掃除機など最新の英国製製品の展示会が行われており、英国のPRといわれている
ウィリアム王子は、ほんわかした優しい雰囲気でとても親しみを感じる。ただキャサリン妃が美し過ぎで嫉妬みたいな気持ちはあるものの、なぜかやっぱり応援したくなってしまう不思議な存在になっている。
ウィリアム王子はこれから民間企業で働き、より開かれた王室をPRしていくそうだが、どんな会社で働くのかとてもとても興味がある(「おい、ウィリアム、あの資料をA4、2コ1両面(印刷の体裁で、A4サイズの印刷用紙1枚にスライド2枚を載せ、且つそれを両面で印刷を進めること)で12部、印刷しといて」みたいな会話が繰り広げられるのだろうか)
ウィリアム王子が来日するまで、イギリスへの関心はほぼなく、ウィリアム王子が来る途端に、バタバタとイギリスの情報が舞い込み、英国大使館のTwitterアカウントなんかも、リツイートで回ってきて「面白いじゃん!」と思った。そう、英国大使館のTwitterアカウントが面白いのだ。
「来日前に日本でウィリアム王子に来て欲しい場所を聞いていた」
これは朝のニュースで話されていたことで、去年の12月5日に既にTwitterユーザーに対して、ウィリアム王子に行って欲しい場所を募っていた(投票なのかわからないけど)。これに対してTwitterユーザーは、「東北の被災地」など色々と挙げていて、少々の盛り上がりはあったようだ(そのツイートへのリプを見て)
開かれたというより、アイドル、タレントのようなやり方で、良いのか、悪いのか、いや、でもそれが開かれた王室の親しみのある王子になるための戦略なのか、わからないけど、やり方としてはとてもとても斬新だ!と思ったわけである。ユーザーの意見がどう反映されたか、わからないけど。でもそういうのは二の次で、そのやり方でウィリアム王子来日への関心が高まって、「あ、俺が言った通りになった!」とか「うわー私のはやっぱりダメだったか」みたいな、反応したユーザーはそれなりに感情を動かされたわけで、つまりたった一つのツイートで、ウィリアム王子来日の位置付けが面白い方向に変わるわけで、それなりに良かったことなのだと思う。
「ウィリアム王子の子供もゲームに」
子供の名前当てクイズは、安易な企画だけど、そんな企画普通通らないよなってところで、やってくるのが、面白い。
最後に(時間がきたので
日本の企業や行政のソーシャルメディアのアカウントは色々な事情でかたい感じになってるけど(多くがかたいからエッジがたってる企業アカウントは目立つというメリットはあるのだが)、海外系のアカウントはどこか軽さがあり、日本とは違う面白さ、表現で発信していることに、それはごく当たり前のことなのだけど、それに気付けたので、ウィリアム王子には感謝である。大使館アカウント、ザーッとみたい。