あてもなく車を走らせていたら、洞爺湖温泉に着いた。という夢を見た。

洞爺湖の写真をスマートフォンで撮っていたら、二人のお姉さんと知り合いになり、話が弾み出したところで目が覚めた。

起きたら外はどんよりと空一面が雲に覆われていて、今日から明日にかけての〝雨から雪〟との天気予報通りになりそうな朝の始まり。

洗濯物は部屋干しにして、パソコン作業を今日はすることにした。

外は白い雪の夜　吉田拓郎

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出身は北海道なので嫌と言うほど雪は見てきたが、それが当然だと思っていたから…とは言え、十八歳で故郷を出立してからこの歳になるまで、雪の時季に帰省したことは一度もないので、雪に対する楽しい想い出しか残ってないのは、多分自分の中で雪による大変さを、心の何処かで忘れ去ってしまおうという働きがあるのかもしれない。

雪が降り出す季節になると必ず思い出すのが、雪虫と、裏庭に干してあったホッケだ。

あとは高校時代に〝バンカラ〟を気取って、雪溶けの通学路を下駄で通学していたこともあった。

下駄で通学するな、という校則があったかどうかは知らないが、わりと自由な校風の学校だったから、好き勝手な行動をある程度許してもらっていたように記憶している。

二十代の終わりだったか三十代の初めだったか、秋に帰省したことがあって、帰りに洞爺湖温泉に一泊したような記憶がある。

黄金色に輝く紅葉を見て、また来ようと思ったのだが、それ以来訪れてはいない。

この新型コロナウイルスの影響で、実家の母親を年に一度は訪ねようとの予定も、去年は叶わなかった。

今は沖縄に住む母の弟、つまり僕の叔父が企画していた昨夏の集まりも中止になってしまった。

今年はどうなるのか…死亡率が高い変異種も出てきたようで、東京オリンピックの開催の形と有無も、早くの結論が必要なのかもしれないと思いつつの今日の短い散歩、4.1km。

去年実施した『柏原スマフォトコンテスト』の第２回の実施要項が、ほぼ固まってきて、そのポスター作りをしていた。

使い勝手が良いものだから、もう骨董品のようなOS 9のMacBookで作業しているのだが、画面がフリーズする場面が増えてきた。

いよいよ寿命なのだろうか。

僕が生業としてきたブックデザインやDTP編集の仕事は、もう依頼がないけれど、こうしたボランティア活動での協力には、まだまだMacのOS 9でしか動かないソフトが必要なんだ。

旅に病んで…なんて〝侘び寂び〟に浸っている場合じゃないので、我がMacBookよ、せめてこのコロナ禍が終息、もしくは収束するまでは、まだまだ頑張ってくれ！

旅が出来るようになったら、君を連れて行くから。

旅をしてみませんか