みなさん、こんにちは。
たなです。
今年の4月1日から、后旗全域で禁牧政策が実施されました。
草原で牛や馬を放牧することができなくなったんです。
昨年までは、禁牧期間(3月20日~8月1日)や
禁牧地域(小さい苗木を植えたばかりの場所など)が決められていて、
それ以外の時期や地域では放牧ができましたが、
この4月からはどの場所でも1年中ずうっと放牧ができなくなりました。
では村人はどうやって牧業を続けるかと言うと、
草や飼料を準備して牛舎で飼育するという方法しかないんです。
これまでは牛が自ら歩いて草を食べに行っていたのを、
牛が動かずに人が草を準備する、ということですね。
これ、口で言うのは簡単ですが、実際に何頭もの牛の飼料を準備するのは、
経済的にも労働力的にも結構大変なんですよ。
また、牛舎を建設したりする準備も必要ですね。
牛舎建設には政府から補助金が出るらしいですが、
お金の問題じゃないっ!
と考える人もいます。
今まで当たり前のように放牧してきた地元住民にとっては、
モンゴル族の文化習慣がなくなってしまうと考える人もたくさんいるんです。
とは言え、今まで自由に放牧してきた草原が砂漠化し、
ほとんど牧草がなくなってしまった場所があるのもまた事実です。
放牧文化をなくさなくても済む方法はないでしょうか。。
(文化を尊重しつつ、時代に合わせた変化が必要でしょうね)
(おしまい)
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