賑やかな別府市内を抜け、ゆるやかな坂をのぼって
ゆくと、ほどなく鉄輪温泉地区に到着です。
のんびりした雰囲気の中、いたるところから蒸気が
吹き出ています。まさに「蒸気天国」!!
今回の最初の目的地、「サリーガーデンの宿 柳屋」さんに
到着して、まずはオーナーの橋本栄子さんにご挨拶。
湯治宿なのに、とてもセンスの良い宿として有名です。
まず、荷物を置いて、栄子さんおすすめの「すじ湯」と
市営の「蒸し湯」に向かいました。
一度は閉鎖したのですが、有志をつのって再開したそうです。
入り口に仏さまも置かれていて、柔らかな包み込まれるような
湯心地でした。ご利益がかなりありそう。
こちら、鉄輪の豊富な蒸気を活かした「蒸し湯」。
石菖(せきしょう)という薬草が敷き詰められています。
薬草の香りと蒸気の熱さで、汗びっしょり。
体内の毒素が出た~~という感じです。
宿に戻り、一息つくと、鉄輪の元気女子「冨士屋 一也百
ギャラリー&ホール」を経営している、安波治子さんと合流。
往時の華やかさを忍ばせる素敵なギャラりーを拝見。
こんなところでコンサートなんて、贅沢です~。
ギャラリーを見学した後は、薬膳レストラン「蒸士茶楼」オーナー
の前田進一郎さんを訪ねました。50℃洗いで食材の旨みを引き
出す調理法をはじめ、地熱蒸気を活用したその技はほとんど
国宝級。今回はお店が休みでしたので、次回はぜひお店で
薬膳をいただきたいと思いました。
蒸気たなびく鉄輪の町をひとまわりして「柳屋」さんに帰館。
リニューアル中にも関わらず、栄子さんがその思いとともに
案内してくれました。お客様とスタッフ目線で本当に細部まで
考えて館内をリニューアルしているのには感動しました。
お客様の自然な動きまで計算に入れてある。行動科学です。
お楽しみの夕食は、オットエセッテで梯哲哉シェフの地獄蒸し
イタリアンに舌鼓。大分の食材を引き出した一皿一皿に感動
しながら、私達一行は将来の夢を語るのでした。
宮城県大崎市鳴子温泉字赤湯34
JR鳴子御殿湯駅より徒歩5分
ご予約は 0229-83-3052まで
公式HP