前回の同様の例として・・・

横浜市内着乗車券で大船以西に乗り越すときは出口駅は戸塚ではなく本郷台。
大阪市内着乗車券で尼崎以西に乗り越すときは塚本ではなく加島。
となっています。

JR東日本管内は比較的前からこの制度がありましたが、JR西日本大阪市内はEX-ICが導入された際、新大阪駅での自動改札機処理を東京側に合わせる必要が生じたことから導入されました。

東京都区内→大阪市内の乗車券を所持する旅客が尼崎に乗り越す場合、新大阪で新幹線を降りて東海道線で尼崎に行くのが通常です。仮に加島で・・・となる場合→新大阪→大阪→京橋→尼崎か、→新大阪→大阪→徒歩で北新地→尼崎(ただ、この場合は特別下車印が付くので容易に判別可能)となり、あまり現実的でないことから塚本からの精算で事足りました。


問題は逆のケースです。EX-ICを導入する際、特定都区市内外からICカードで入場した場合に、新幹線乗換改札で入口駅までの運賃を自動精算するサービスを始めました。

具体的には大阪市内→東京都区内乗車券を所持する旅客が、尼崎からICOCAで入場。新大阪駅の自動改札機に乗車券特急券を入れても入場記録がないのでIC待機状態になります。そこで尼崎で入場したICOCAをタッチすることで初めて新幹線ラッチ内に入場が可能となります。その際尼崎→大阪市内入口駅の運賃をICOCAから減算するわけですが、何せ瞬時にやらなくてはならず、乗車経路に基づき・・・なんて悠長なことは出来ません。そこで考えられる最安運賃を減算というシステムにしたのでしょうね。

ちなみに尼崎→塚本は160円、尼崎→加島は120円です。
【原券】広島市内→東京都区内乗車券

以上の原券を持つ旅客Aさんが、舞浜へネズミさんを見に行きます。
新幹線で東京について、長い通路で乗り換え京葉線へ。

舞浜駅で東京駅からの運賃210円を支払おうとするも、
実際の請求額は130円でした。

これは原券が特定都区市内制度適用の乗車券であり、葛西臨海公園着の乗車券とし扱われた為です。
一定のエリア(この場合東京都区内)を一つの駅(=東京駅)として見なす制度です。


一方、Bさんは海浜幕張へ見本市を見に行きます。

出口駅は葛西臨海公園だから葛西臨海公園~海浜幕張間の380円を支払おうとするも、
実際の請求額は290円でした。

ちなみに290円は小岩~海浜幕張間の運賃です。

総武線経由の区間変更で京葉線を迂回できると定められている為に、安くなります。

そもそも、運賃は実際に乗車した経路で支払うべきですが、
この場合京葉線に乗ってきたか総武線経由できたかはほぼ判別できません。

海浜幕張駅の精算窓口で嘘ついた人間だけが得する仕組みなので(ましてや自動精算機や改札ではなおさら)、
安い方に合わせたのは至極当然でしょう。