4月22日、ハーモニーホール座間であった、「Hello! Project 2023 Spring CITY CIRCUIT つばきファクトリー CONCERT TOUR ~シュンカン~」に行ってきました。
ハロプロ今年の春ツアーは、3月の娘。に続いて2度目の参加でした。

真っ白な衣装で登場し、ライブ新曲の「七分咲きのつづき」を歌って踊る花のようなメンバーを見て、最初に「可愛い!」となりました。「スキップ・スキップ・スキップ」「うるわしのカメリア」という春めいた爽やかなセットリストの流れがとても良く、キラキラ輝くアイドルとして完璧なステージの始まりでした。
最初のMCでは、新沼希空ちゃんが「七分咲きのつづき」の紹介をした後、「今日はいろいろな楽曲を用意しているので、みなさん一緒に楽しんでいきましょう!」と呼びかけ、豫風瑠乃ちゃんが感染防止対策について説明しました(山岸理子ちゃんが「ここで、高校1年生になった豫風瑠乃ちゃんから大切なお知らせがあります」と話を振るものだから、ちょっとドキッとしてしまいました…)。
小野瑞歩ちゃんが「今日はハーフツインみたいな髪型にしてみたんですよ。今年はうさぎ年なので、うさぎみたいにピョン、ピョン、ピョンとがんばりたいと思います」と述べ、河西結心ちゃんが「今日はみなさんとの一瞬一瞬を大切に、熱く盛り上がっていきましょう!」とコンサートに向けた意気込みを示しました。
そして、リーダーの理子ちゃんが「一度しかないこのステージ、この“シュンカン”を大切に、私たちから春の物語をみなさんにお届けします」と述べて、「ふわり、恋時計」からのブロックへとつなぎました。

グループの中心メンバーだった浅倉樹々ちゃんが卒業し、11人体制となった今回のツアー。実際の歌割がどうなっているかを確認するには至りませんでしたが、「ふわり、恋時計」などで、樹々ちゃん(や小片リサちゃん)が持っていた儚さや初々しい清楚さは、八木栞ちゃんが引き継いだ感じがしました。一方、「ハナモヨウ」などを見て、ハロプロ研修生からの生え抜きで、歌唱面でのエースとしての役割は、豫風瑠乃ちゃんが担っていくのかな…と期待が膨らみました。
パフォーマンスの強さと存在感を見せる河西結心ちゃん、唯一無二の魅力でファンの心をガッチリ掴んでいる(かく言う私も…)福田真琳ちゃんも含めて、4人の見せ場が増えており、リトルキャメリア推しにとっては楽しいステージでした。
もちろん、先輩メンバーもそれぞれにカッコ良かったり、可愛かったり魅力的でした。2階席からステージ全体を見ていたこともあり、ひと際目を引いたのが秋山眞緒ちゃんのダンス。何度か見せ場がありますが、圧倒的なキレと迫力で群を抜いている印象がありました。

コンサート中盤のMCでは、最初に結心ちゃんと真琳ちゃんの「ゆうまりん」の2人が登場。二人でよく食事に行く関係だけど、「行動力がない」ので一緒に遊びに行ったことがない、少し前にも「桜を見に行こう」と言っているうちに、いつの間にか散ってしまっていたとのこと。みんなの前で公言して、ブログでチェックしてもらおうということで「浅草に行って、着物デートしたい」と公言しました。しっかりしたパフォーマンスとは違う、二人のふわふわした感じが可愛く、ずっと見ていたい感じがしました。
その後、岸本、小野田、秋山の3人が替わって登場し、お互いに「お久しぶり」と挨拶。一週間ぶりに会ったそうです。小野田紗栞ちゃんがコンビニで1000円使ったという話から、会場も巻き込んで、コンビニでスナック菓子を良く買うかという話題に。意外に好きな人が多かったようです。逆に秋山眞緒ちゃんはコンビニに行かないようにしているとのこと。
「私たちのパフォーマンスから一瞬も目を離さないでくださいね」と岸本ゆめのちゃんが曲振りをして、マッシュアップメドレーへ。最初の「恋のUFOキャッチャー」でメンバーがキャッチされる人形になる演出から始まるのが印象的です。
「恋のUFOキャッチャー」と「アイドル天職音頭」、「だからなんなんだ!」と「断捨ISM」の曲を組み合わせて使うアレンジもあり、「だからなんなんだ!(断捨ISM)」と「約束・連絡・記念日」では、メンバーが5人と6人の半々に分かれてパフォーマンスしました。

会場を煽って後半戦に突入。青を差し色にした後半衣装は、カッコ良さを見せながらも爽やかで良い感じです。
「マサユメ」では、会場を熱く盛り上げるとともに、メンバーそれぞれの歌唱力の高さを見せつけました。
「間違いじゃない 泣いたりしない」「涙のヒロイン降板劇」「アドレナリン・ダメ」と最近のシングル曲を立て続けに繰り出し、今のつばきファクトリーを見せるセトリもカッコ良くて、提供されている楽曲の良さを改めて実感させます。「涙のヒロイン降板劇」のラストは岸本ゆめのちゃんのフェイクが圧倒的。先日、ソロで歌っていくことを目標に卒業を発表したきしもんですが、この日もステージ全体を通して歌のレベルの高さを感じました。
オシャレでハッピーな「愛は今、愛を求めてる」でこのブロックをまとめたのも、コンサート全体のイメージにマッチしていて、とても良かったと思います。

最後の各メンバーの感想は公式のツイッターアカウントが全文掲載してくれているので、そちらを引用します。

真琳ちゃんは「本番前に気合を入れて、前髪を切って、初心を思い出した気持ちでがんばりました」と言っていて、そう言えば…とビジョンで抜かれる度に、ちょっと幼く元気な感じがして「雰囲気が変わったかな」と思った理由がわかりました。
きしもんが、瑠乃ちゃんについて「なんか、すっごいセクシーな子がいたんですよ」と言い、その瑠乃ちゃん自身は髪型について触れて「一緒に髪の毛も踊らせないとダメで」と言っていたのが印象的でした。実際、ビジョンに映し出される表情が豊かになっていて、大人っぽい表情も見られたり、歌もさらにぐっと前に出てきた感じで、何度も目がいきました。
同じように後輩について触れたのがまおぴん、やぎしおちゃんについて「今日はすっごく栞に目がいって」と言っていました。自身もレベルが高く、後輩のパフォーマンスにも目がいき、その場で褒めてあげられるのは良い先輩だなと思います。
また、山岸理子ちゃんが「声を出したいですよね?」と聞いたのには、会場からひと際大きな拍手が起きました。もうすぐ制約がとれそうで、楽しみです。

「春が来たら今日のライブを思い出してもらえるように、目を閉じたら私たちが思い出せるように、これからもファンのみなさんと一緒に素敵な“シュンカン”を積み重ねていきたいと思います」との山岸理子ちゃんの言葉を添えて「ふりさけみれば」で締めくくったコンサート。
エンディングは2人ずつはけていき、秋ツアーで卒業を発表した、りこりこ、きしもんの2人が最後にステージを後にしたのも、ちょっと感慨深く感じました。
メンバーみんな、それぞれにアイドルとしての魅力に溢れていて、ツアータイトルどおり、思わず「可愛い!」「カッコいい!」と言ってしまいそうになる“シュンカン”が次々にやってくるライブ。そして、11人のパフォーマンスに力を感じた充実のコンサートでした。

セットリスト
01.七分咲きのつづき
02.スキップ・スキップ・スキップ
03.うるわしのカメリア
MC
04.ふわり、恋時計
05.春恋歌
06.ハナモヨウ
07.純情cm(センチメートル)
08.三回目のデート神話
MC
*メドレー
 09.恋のUFOキャッチャー×アイドル天職音頭
 10.断捨ISM
 11.だからなんなんだ!×断捨ISM/岸本、小野田、秋山、河西、福田
12.約束・連絡・記念日/山岸、新沼、谷本、小野、八木、豫風
13.独り占め
MC
14.マサユメ
15.間違いじゃない 泣いたりしない
16.涙のヒロイン降板劇
17.アドレナリン・ダメ
18.愛は今、愛を求めてる
MC(一人ずつ感想)
19.ふりさけみれば