12月10日、紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYAであった吉川友主演の舞台「遥かなる時空の中で3」に行って来ました。
後から調べると、もともと「信長の野望」などの歴史シミュレーションゲームを作っているコーエーの関連会社が出している女性向け恋愛ゲームが原作だそうです。舞台の方も2008年からシリーズでやっているようで、確立したジャンルのようですね。
そういうわけで、観客のほぼ9割方は女性。アイドル現場はもちろんですが、普通の演劇を見に行った時を含めて初めてでした。
友人に誘われ、「ファンタジーらしいから、まあ、気軽に見られるだろうし…」と、それほど期待せずに行ったのですが、凄く良かったのですよ、これが!

不覚にも感動して、目頭が熱くなったところも随処に…
ゲームが原作だとあって、登場人物のキャラがわかりやすく造形されているので理解しやすいうえに、演じる男優陣がみんな絵に描いたようなイケメン。ゲームのCGさながらのヴィジュアルと見事な殺陣を見せてくれます。
タイプの違うイケメンがこれだけ揃うと壮観で、女性ならハマるのも理解できますね。
芝居もみんな上手かったです。特に、そもそも壮絶な演技を求められる役柄ということもありますが、平敦盛を演じた星元裕月さんが秀逸だったと思います。
そして、きっかがスゴい!
普段のトークからは、まるで別人(普段のぶっ飛んだトークも嫌いではないですがw)、凛として健気で、前向きで心優しい主人公の春日望美を演じきってカッコ良く、素晴らしかった。きっかのキャラだから、イケメン男優と絡んでも、女性ファンの嫉妬を買わず、むしろ女性が感情移入しやすいタイプだと思うので、そういう意味でも適役だと思いました。

ストーリーは一言で言ってしまうと、高校生が竜神の力で、源平合戦の時代(のような異世界)に呼び寄せられ、平和のために戦うというものですが、源平合戦の史実もスパイス的に散りばめられていて、よくできたストーリーでした。休憩を挟んで3時間近い芝居を飽きさせることなく、見せてくれました。
 
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