テンテンサルヤマ

残業で遅くなったので、今から会いに行くしな。待っとってくれ。

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ひよっこから、『携帯が人質になってるん。』と公衆電話から電話があったんや。

携帯が、人質って何やねん。

俺『携帯が、人質とは何や？』

『今日さー、会社に定期忘れたんよ。気づいたんが、駅のすぐ前でさー。』

『戻ればええねん。』

『戻るのもったいないから、強行突破してん。』

『それ、・・・捕まるやろ。』

『降りる駅で言えばええって言うからさ。』

『ほんで？』

『ほんでなー、地元の駅に着いてん。そこで、何か証明する物ありませんか？と言われてん。』

『社員証とか、免許証とかなかったんか？』

『オヤジ狩りに遭うとあかんから、財布持ってへんねん。』

『オヤジ狩て、おまえオヤジちゃうやんｗ』

『飴ちゃんと100円しかあらへんから、携帯を没収されてんよ。』

『・・・。おまえ、小学生か？』

『もうすぐ切れるわ。この公衆電話に電話して。』

『出来るかつーねん。』

・・・切れたｗ

結局、切符代を払って携帯が戻ったらしいｗ

駅員に、俺からのメールとか見られてへんやろな？

俺の名前を『テンテンサルヤマ』にしとるねん。

サルって、何やねん！

キープ男やと『よさげくん』らしいねん。そっちのが、マシとちゃうか。

中学の時に、俺を『マツボ』とか言っとったけど何やねん。

『髪型が松ぼっくりやん』とか言うてたなぁ・・。

着く頃には、寝てそうやしな。合鍵作ってくれ！

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メーラーダエモン

『あんさー、メーラーダエモンさんから届いたことある？』

『何やそれ？』

『つれに、久々にメールしたら届かへんねん。』

『番号変えたんちゃうんか？』

『ドコモやったら、番号だけで送れるやん。』

『そうや。』

『あんた、ドコモやったっけ？』

『そうやんｗ』

『その子さ、すぐ番号変えるねん。やで、PCに送ってくれてんけど外やと確認出来やんやん。』

『そりゃそうや。番号聞けばええねん。』

『そうかｗEメール聞いて送ってんけどメーラーダエモンさんからメール来るねん。』

『それ、メール届きませんとかのやろ？』

『メーラーダエモンさんも、大変やなと思ってさ。』

『人ちゃうがな。』

『宇宙人なん？』

『何でやねん。』

『アメリカ人？』

『ちゃうがな。』

『まさか、クロマニヨン人？』

『古すぎるやろ。』

『じゃあ、あんたなん？』

『ちゃうがな。』

『あれ？うちの下着があらへん。』

『どこやったんや？』

『まさか、メーラーダエモンさんの仕業？』

『何でやねん。』

もっと、ラブラブな・・・会話とかないんかｗ

中学から、精神年齢・・・変わってへんがな。

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貞子

また、鴨川の話。俺『何か、飲まへん？』
『ほな、買ってくるわ。何がええ？』
『コーヒー。熱いので。』
『コーヒー。熱いので。』
『繰り返さんでええねん。』
『冷たくなくてええんやね？』
『熱いの頼む。』
『熱くて冷たくないやつやね？』
『そうや。』
『万が一、冷たいのしかなかったら？』
『ほな、冷たいんでええわな。』
『分かった。冷たいのね。』
『そうや、コーヒーやで。』
ひよっこが、買ってんはお茶ｗ何でやねん。
『もうさぁ、ごちゃごちゃ言うから分からんかってん。』
『コーヒー言うたやん、俺。』
『リョウっち、お茶飲みたい顔しとったからさ。』

どんな顔やねん。

思い出してんけど、中学の時の風が強い日にやなぁ。
ひよっこの顔の半分以上が、髪の毛になっとったんや。
髪が邪魔なら、のければええのによぉｗ
『のけてもキリあらへんから、そのままにしとるねん。』
誰か分からへんやん。

一瞬、・・・怖かったでぇ。
貞子かつーねんｗ
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