浜田省吾 “悲しみは雪のように” ON THE ROAD 2011 The Last Weekend
親に売られて芸者に成るより、水子で葬られた方が良いかも。心の失せた魂に触れない言葉の滅び。その酷薄に返歌。近世の天災や飢饉で疲弊した重い苦役と物納に喘ぐ零細な農家の家族。生き延びるために泣く泣く親は大切な娘を売った。娘も哀しみ苦しんだ。家族の生命の為に売られた生命の哀れすぎる。痩せ衰えた貧しい村を襲う飢え。常民は楽土救済に儚い夢を託す。シャボン玉飛んだ。屋根まで飛んだ。屋根まで飛んで壊れて消えた。シャボン玉の歌は水子供養の歌だと言う。宝である自分達の赤子にあえて手をかける家族の悲痛を思うのだ。何とも哀しい辛い心情を思うのだ。想像するのだ。その水子供養の救いの祈願は。合掌。赤ん坊を産まれる未満の異界へ帰す事の血の涙色なりぬ。