続きです(長文です)。
■破水
赤ちゃんが下りてきたようなのでお産の部屋に戻りました。でも自分の感覚として、まだまだ上にいる感じがしました。しかも破水もしてないし。でも痛いし
結局寝ないで帰ってきたHananoは、たまに「ママがいい~」と言ってみたり「ママがんばれー」と言ってくれたり、何か話しかけてくれたりしました。
いつの間にか、部屋の中はかなり暗くなっていました。お産が近くなって照明を落としたみたいです。持参したエッセンシャルオイルの匂いをかいだり、出してもらったかぼちゃのスープを飲ませてもらいながら、陣痛が来るたびにいきまないように頑張ります。まだまだだよなぁ、、と思いながらの痛みは「ふぇぇ…」という感じでした
そうこうしていたら、ぎゅうんという痛みがあって、ぱしゃ!!!と破水しました。やっと破水したぁ、となんだかほっとしたのを覚えています。
■大騒ぎ
そこからが早かった。赤ちゃんはすごい勢いで下りてきて、私はこらえきれずにすごくいきんでしまって、すぐに頭が見えたようです。
「頭が出てきたわよ!」
「力を抜いて!!」
「ママ、ふわー、ふわーっ(力を抜くときの呼吸)」
「ママー、ママがいいー」
「Hanaちゃん、赤ちゃんが出てくるわよ、こっちに来て見てたら」
「Hanano、小堀さんのところにおいで」
「力を抜いて!あごをひいて!!」
「どうやって!!!?」
もうどうにも無理~って感じでした。
「(笑)どうやって!って、確かにね」
と助産師さんが笑っていました。
そして普通だとそこから時間をかけて、頭が行きつ戻りつしてから出てくるそうですが、再びすごい勢いを感じて私は頭を押し出してしまったようです。
「頭が出たわよ!」
「力を抜いて!パパのTシャツから手を離して!」
「手を握ってて!」
「だって汗ばんでる~」
「仕方ないだろ!こんなときに!」
ちなみに後から聞いたところ、それでも多少は力を抜くことができていたみたいです。そしてこの時間でも合間に眠っている自分がいました。目が覚めるたびに、自分でもびっくり。
それからさらに大きな波が来て、普通だと赤ちゃんはゆっくり回転しながら片方ずつ肩を出していくそうですが、両肩がいきなり現れたそうです。確かに私には、もう一度頭を出したような痛みがありました(泣)。
Hananoのときは、頭が出たらあとはつるんっと出てきたのに。
■止血のためのお灸
ものすごく痛いと聞いていた足の小指へのお灸。
病院では注射などで止血するそうですが助産院ではお薬を使いません。でも私はお灸よりも鍼が大嫌いなので、それよりはマシと思っていました。でも陣痛がものすごくなっても、なかなかお灸をしてもらえないので、産まれるのはまだなのね(…はぁ
)と思っていました。
そして頭が出たころからだと思うけど、いつのまにかお灸も始まっていました。お灸は胎盤が出るまでし続けます。ものすごく痛いけど、赤ちゃんが出てくる痛みをのがすにはちょうどいい感じでした。
これ、終わった時には両方の小指の脇が焦げたように真っ黒になっていました(今も残っています。そのうち消えるらしい)。
■それから
赤ちゃんの肩が出てから私はぼーっとしていたようで、「赤ちゃんを受け止めて!!」という助産師さんの声で我に返り、全身が出てきたことを知りました。
慌てて手を下に伸ばすと、暖かいほやほやの赤ちゃんに触れました。
落とさないように脇の下に手を入れて、産まれたての白っぽい赤ちゃんを自分のお腹に乗せます。Ryoが急いでタオルでくるんで、赤ちゃんの羊水を拭いています。
私の足元でお灸の煙を浴びながら赤ちゃんが出てくる様子を見ていたHananoが、早速私の枕元にやってきて、目をキラキラさせて赤ちゃんを見つめ、「ベビたん
」と頭をなぜなぜしていました。このときのHananoの目の輝きは忘れられません。そんなにすぐに受け入れられるものなのね、、と嬉しく思いました。
そして薄暗い中、Hananoがバースプランで言っていた、「ハッピーバースデー」をみんなで歌いました
そうこうしているうちに、すぐに胎盤も出て、出血も多くないことが分かり、無事に出産が終わりました。
朝の5時前からの陣痛だったので、産まれるまで8時間半ほどかかりました。長かったはずだけど、「あぁ、終わっちゃったのねー・・・」という感じでした。
■思い返すと
賑やかで楽しくていいお産でした。「みんな、それぞれの役割に一生懸命だったわよね」と助産師さん。私はお産の間、寝ているとき以外はとてもよく喋っていたそうです。ハイになってたんだろうなぁ。
妊娠中の最後のほうは、時間もあるし楽しんでいたとはいえ、大きなお腹でHananoの面倒をみるのは結構大変だったりもして(補助便座へのあげおろしなどがしんどかった!)、早く芽ぐみでのんびりしたいな~と思ったりもしていたので、早めに出てきてくれて助かりました。
Hananoは「ベビたん」が産まれた日のことをいつまで覚えているんだろう。記憶は薄れても、これからすごい姉弟ゲンカとかしたとしても、あのキラキラした目で弟を見つめていたときの気持ちは忘れないでほしいなぁーと思うのでした 