ついに念願のエアーズロック(高さ348m)登頂と高鳴る鼓動。

しかし、ウキウキも束の間。

さて、登るぞっと登山道に足を踏み入れて数歩で思わず”えっ!?”

鎖場があるのは知っていましたし、

私もトレッキングはしますのである程度は行けるだろうと高をくくっていました。

でも、鎖場に到着する前に挫折しかけましたね(笑)

登山口からこれが登れないなら登ってくれるなと言わんばかりに

写真中腹あたりまで鎖もない上り坂が続きます。

 

 

想像以上の斜度に登れないかもしれないという思いがよぎったんです!

でも、私は何のためにここに来たのか!

色々な思いがあり、

長年かかってココにに来たんです!!

そうエアーズロックを登りに来たんです!!

四つん這い気味に岩を上り、鎖場まで到着。

鎖があると安心感はかなり増します。

そのまま、もくもくと登り続けること4、50分。

鎖場がやっと終了。

振り返ると絶景です。

 

 

 

平坦な岩に一息ついたのもつかの間。

そこからは楽勝かと思いきや、なかなかのデンジャラスゾーンが延々と続きます。

 

 

 

写真ではわかりずらいですが、岩がかなりウェーブしていて登って降りて登って降りての繰り返し。

後半は鎖すらないので自力で登らなくてはいけません。

時にはロッククライミング並みの場所もあったり、転倒したら急こう配の岩肌に転落するような場所も。

登り切れないときには、下山のする方が手を引っ張り上げてくれたりして、本当に助かりました!!

そしてついにエアーズロック登頂!

 

 

見える景色のスケールがスゴ過ぎて何もいえね~!!

360℃地平線。

後半は風もかなり強く、強風で閉山になるのもよくわかります。

写真:遠くに見えるのは”カタ・ジュタ”

 

 

エアーズロックは映画のタイトルじゃありませんが

世界の中心とか、地球のおへそとか言われていますよね。

この頂上のシンボルがボタンみたいに見えて押したら何かが起こりそうに思えてなりません(笑)

ここで1泊したいぐらいの名残惜しい景色ですが、下山です!!

来た道を帰ります。

 

 

 

 

 

坂を下り続けるのは登りより足に来ますね。

一瞬でも気を抜くと転げ落ちてしまいそうなので、緊張感は最後までしっかり。

この日は大阪⇒東京⇒メルボルン⇒エアーズロックと飛行機を3回乗ってからのエアーズロック登頂。

あんなにしんどかったのに、登り終えた感想はまた登りたい!!

そう思える場所。

パワーみなぎる不思議な場所でした。

 

自ら登っておいてなんですが、

本来、原住民のアボリジニの人々は聖地のエアーズロックに登頂はしてほしくないのです。

聖地でけが人が出ることにも心を痛めています。(今までに死亡者も出ています)

今年の10月25日で登頂禁止となり、

ずっと登らないでほしいと言い続けてきたアボリジニの人々はやっと安堵できますね。

その反面、駆け込みで登頂する人たちも増えているのも事実。

私たちも登頂できる最後の日まで、ルールやマナーを守り

登らせていただいてるという感謝の気持ちは忘れずにいたいですね。

本当に、素晴らしい景色を見せていただきました。

感謝です。