そんな風に
思っていたなんて
わからなかった

こんな風に
思っていたなんて
わからなかったでしょ

そうでしょ?

でも、いいよね

感じ方は
人それぞれだから、さ


そんな風に
思っていたなんて
わからなかったよ

こんな風に
思っていたなんて
わからなかったでしょ



わいわい

楽しく

してたい

わいわい

みんなと

仲良くしたい

わいわい、と、ね

ずっとずっと

してたいね



雨上がりの午後
空を見上げると
虹が出ていた

あくびをした猫は
暇そうにしていて
興味がなさそうだった

煙草を吹かしながら
写メを撮ろうとしたけど
やっぱりヤメた

猫は「にゃ・・・」とも鳴かず
気だるそうに去って行った

煙草の煙を吐き出して僕は思った
ヤメて良かった・・・、と

きっと
何も写し出さないから・・・・



空は、世界を繋ぎ
大地は、風を運び
海は、死者を受け入れる

太陽は、恵みを与え
星は、約束をし
月は、安息の寝床

私の島は、すべての雨を産み出す

さぁ、もう何処にも行かなくていいのよ・・・




僕は、りょう

それ以上

それ以下

もなく

ただ、その存在のなかで

僕は、生きている






ただ、「りょう」のなかで・・・

 逢えない分だけ
 僕は
 消えてしまったかな

 逢えない分だけ
 君は
 笑っていたかな

 逢えない分だけ
 僕は
 恨んだかな

 いいや…

 逢えない分だけ
 君を
 愛したから…


 偽物ばかりの中で
 本物を見つけられる
 自分を、
 あなたは持っていますか?












(ケーキ屋の主人みたいに…始まってすぐに終わる物語)

例えば、朝が来ない日が年に一度くらいあったらいいのに。
その日は二十四時間夜の働かなくていい休日で、まるで昔の一月一日みたいに街は静まりかえり、野良猫さえ見掛けない日なんだ。
そしたら月を眺めながら昔の事を思い出したり、流さなかった涙を思い返して流したり、ゆっくりと何かを想い、そこから得た教訓を考えたり、消えてしまった淡い幻想のお葬式をしたりして一日を過ごすのだ。
きっと、その日の自殺者の数は年の内で一番多くて、お寺と葬儀屋はクリスマスにケーキを大量に売ろうとしているケーキ屋の主人のように微笑んでいるんだ。







(どこにあるの…始まってすぐに終わる物語)

 高い所、低い所、その中間にもない
 深い所、浅い所、その中間にもない
 いくら探してみても見つからなかった
「もう、よしなさいよ…」
「そんな簡単にあきらめるなよ…」
 広い所、狭い所、その中間にもない
 昨日、明日、その中間にも見当たらない
「もう、やめてよ」
「どうして?」
「もう、それほど、愛してないのよ…」
 空にも、海にも、その中間に浮かぶ島にも、何処にもなかった
 そして、僕にも、君にも
 誰が悪いわけじゃない
 努力が足らなかったわけじゃない
 ナスのヘタを切り捨てるように彼女は「もう、眠りましょ…」と言った







話し合ってもわかりあえない
抱き合ったってわかりあえない

だから
話し合うのに・・・
抱き合うのに・・・・

それでも
わかりあえないのに・・・・

どうして
わからないんだろ?

わかっているのは、
ただの表面だけなのに・・・・

その表面を
どうして全部だって思うんだろ?

知ってるのもなんて
知らないものと
大差ないのに

話し合えばいいのに
抱き合えばいいのに

結局
わからないけど

知ろうとするのと
しないのでは
大きな違いはあると思う