このブログは

2010年5月に白血病を発病し、

2017年9月(満24歳)まで、

命の限りを精一杯生きた息子との日々を綴ったブログです。

 

流れ星流れ星流れ星流れ星流れ星流れ星流れ星流れ星流れ星

 

 

今回のブログ

 

途中まで書いて

涙が止まらず、

 

また書いて

涙がでてくる。

 

ここのところずっとそうだったが

最期の記憶もちゃんと

残しておこうとなんとか

書いた。

 

クローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバー

 

 

肺の写真

 

1か月ほど前に

無理やり検査した時の状態で

 

3分の1がガンだと聞いていたが

水もすごかった。

 

半分以上が水。

 

限られた肺のキャパで

呼吸をする必要があった。

 

また、気管支にも

がん細胞がまとわりついている

状態だということで、

これも呼吸が苦しい原因だと

いうことだった。

 

 

今回の検査でさらに

上回っていたようだった。

 

 

胸水を抜いても

がん細胞が邪魔をするのか

水がなくなっても肺は

もう膨らむことはない。

 

 

ということで、

逆に水で肺を保っている方が

よい。と言われていたが

 

 

さすがに限界なんだと

わかった。

 

 

なすすべもないが

とにかく呼吸器だけは装着して

なんとか呼吸を保っていた。

 

 

ベッドに運ばれて

背もたれを最大まで上げて

膝も下にクッションを入れ、

楽に座れるよういセッティングした。

 

 

何か、言いたそうだった。

どうやら喉が渇いているみたい。

 

 

水は飲めないし、

ウィダーのようなものを

飲ませようとしたら、

思いもかけず、

喉が乾きすぎていたからか

吸い込みすぎて

喉に詰まったようだった。

 

 

話ができないので

私から話かける。

 

 

喉詰まったの?

そうだったらお母さんの手を

握って。

 

 

息子の手に軽く力が入った。

 

 

喉が詰まってるんや。

 

 

看護師さんを呼んで

 

喉にウィダーが詰まってる

みたいなんですけど

取ってください!

 

 

と訴えた。

 

 

すぐさま吸引器を

用意しくれて、口から

吸い取ろうとした。

 

何もないですよ?

 

といって少し

シュポシュポしてくれたけど

 

息子に

 

喉のつまり取れた?

取れてなかったら

お母さんの手を握って。

 

というとさっきより

強い力で握っていた。

 

取れてない!って

言ってますけど。

 

 

といっても

看護師さんもわからないようで

戻っていった。

 

 

食道か気管が狭くなっている

のかもしれない。と

思ったけど、私たちが

出来ることは思いつかない。

 

 

何度も名前を呼んだ

 

 

大丈夫やで

お母さんもみんなもついてる!

 

 

そういえば、

呼吸の仕方が2週間ほど前から

おかしかった。

 

 

顎を上げて、顎から

呼吸しているように見えた。

 

 

インターネットで調べていた。

 

 

顎で呼吸をするようになると

数日で死に至る。と。

 

 

あまりの衝撃に

見なかったことにしていた。

 

 

今、自発呼吸はできず

飛び出て、血液が充満した目は

当然、見開いたまま。

 

 

手だけは軽く握ってくれていた。

 

 

ちょうどそのとき、

ラインがきた。

 

 

言わなくても心で通じ合っている

という、親友からだった。

 

 

○○!

調子どうや?

絶対負けたらあかんで!!

 

 

と、入ってきた。

 

Kからライン来たよ!

頑張れって!

 

Kくんは

やっぱり通じ合っていたのか。

この危機を感じ取ったのか。

 

 

姪っ子からもラインが来た。

Rくんがんばれ!

 

今、病室には

私、主人、妹、おばあちゃん、おじいちゃん

で見守っていた。

 

夜、11時ごろになってみんな帰ると

言い出した。

 

 

明日、仕事やからとか

また、明日様子見に来るわ

とか。

 

え???

 

こんな状況やのに?

 

うそやん。

 

 

でも、毎回救急車で運ばれてきて

大抵、良くなって家に帰る。

ということが多かった。

 

 

だから、今回も

大丈夫やろう。と

私以外の誰もが思っていた。

 

二人っきりになった。

 

R○○

 

二人やね。

 

でも大丈夫!

ずっと一緒にいるからね。

 

 

ぎゅーっと握ると

軽く握り返してきた。

とてもとても温かく私を

包み込んでくれるようだった。。

 

 

 

それから

呼吸が止まっている感覚が

長くなり、

 

30秒たっても息をしなくなった。

 

 

ナースコールを押した

 

 

息してないんです!!

 

 

すぐに看護師さんが来てくれた。

 

 

あ、ほんとですね。。

 

 

亡くなったっていくことですか??

 

 

そうですね。

 

 

でも、首のところ脈ありますよ!

 

 

10分ほどしたら止まります。

 

と、淡々と答えた。

 

 

普通の人だったら

呼吸をしていなかったり

心臓が止まったら

心臓マッサージやら

なんらかの処置をするのだが

 

ホスピスでは、

そのような延命処置はしません。

 

と言われていた。

 

 

それは息子も一緒に聞いていた。

 

 

天王寺の病院とこの病院と

二度も念を押された。

 

全く意に介してなかったが。。。

 

 

すぐに家族へ連絡した。

 

 

誰もが泣いていた。

 

 

やっと夜中の二時ごろ医者が来て

1時53分。。。。。

 

 

息子が亡くなったことが確認された。

 

 

脈は止まっていた。

 

 

目は見開いたまま。

閉じてあげたかった。。

 

 

辛かったやろ。。。

しんどかったね。。

 

 

何時間も泣いた。

 

 

泣きすぎて倒れた。

 

 

何も考えられず。。。

 

 

 

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妹と息子

とても可愛がってくれた