このブログは
2010年5月に白血病を発病し、
2017年9月(満24歳)まで、
命の限りを精一杯生きた息子との日々を綴ったブログです。
「最期までE判定で受験へ」の続きです。
脇目も振らず、ひたすら勉強をしてた。
1日14、5時間はしていたのではないかなぁ。
もう、一年近く薬を飲んでいない💊
副作用なのか、
気持ち悪くなる
ダルくなる
と、いう理由で野球も勉強も出来ないから
頑なに飲まなかった💊
R大学に受かるんだ!
ただそれ1点を見つめて。
担当医も薬飲まないのと再発とは関係性はない。
と、言っていた事もあって。
E判定なんて心の片隅にもなかった気がする。
数学と英語にほとんどの時間を割いていたようだった。
数学は、最後の追い込みは青チャートのみだったらしい。
初日は、R大学 情報理工学部
大学までは遠いので梅田で受けることにしていた。
「新梅田研修センター」
スカイビルの近くだったかな。
帰ってきた息子の第一声
「落ちたわ」
「周りのやつがめっちゃ鉛筆の音立ててカリカリやるから集中でけへんかった」
情報理工学部は唯一、
一度だけC判定が出でいたので
スポ健がダメでもここだけは。。。って
微かに希望を抱いていた学部だった。
ただ、本人は絶望しているかと思いきや
既に次の試験に向けて気持ちを切り替えていた。
そして、念願の学部
スポーツ健康科学部の試験の日
この学部は文系だが、特定科目とかなんとかで
理系も受験できるシステムだった。
場所は「 TKPガーデンシティ大阪梅田 」
高速道路がビルの中を貫通しているビル。
帰ってきた息子の第一声
「いけたかもしれへん」
以下は6年前に戻って再生します。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
「数学の問題やけど昨日解いた
青チャートと
全く同じ問題出たわ」
見た瞬間「でかい!!!」 思てん。
「手が震えたわ」
「ほんまに同じ問題かな?」
何度も解き直したけどやっぱり答え「1」 やってん。
「-1」と迷ったけど、同じ問題やし絶対「1」で合ってると思う。
数Ⅲだったか数IIBだったか、何かわからないけど
数学は大問が4問で、そのうち確実に1つを取れたという事らしい。
25%は確実に点が取れた。
「あれ取ったんはでかい!!!」
青チャート
恐るべしと言ってたな。
既に、後輩か友達に譲っていたようです。
そして、家で問題の解答を添削し、ギリギリいけたかも。
と言っていた。
そして、合格発表の日
パソコンを起動し
受験番号を探した。
「自分で見るからおかん後ろにおって」
番号の前後がなく、かなり番号が飛んでいたようだ。
「あったーーーー!!」
奇跡だった。
E判定からの大逆転勝利
でも、あの一心不乱にがんばっていた集中力が
合格を呼び込んだんやね
親子共に、人生で最もうれしかった瞬間だった。