日曜日の夕方、部屋に差し込む西日を見ながら、どんよりとした気分になることはありませんか?

「あぁ、もう休みが終わってしまう…」

金曜日の夜には、「この週末はあれもして、これもして」と、やりたいことリストで胸を膨らませていたはずなのに。

気づけば、昼過ぎまで泥のように眠り、起きてからもダラダラとスマホを見て、気づけば夕方。

SNSを開けば、「早起きしてランニングしました」「資格の勉強が捗りました」「丁寧に出汁をとって和食を作りました」といった、眩しすぎる投稿の数々。

それに比べて私は、生産性ゼロ。何一つ有意義なことをしていない…。

そんな風に、「理想の休日」と「現実の自分」とのギャップに落ち込み、月曜日からの仕事に向けてエネルギーをチャージするどころか、自己嫌悪で消耗してしまう。

今回は、そんな真面目でがんばり屋なあなたが抱える「休むことへの罪悪感」を、少しだけ軽くするための思考法について書いてみます。

なぜ私たちは「何もしない」ことに罪悪感を感じるのか?

そもそも、なぜ私たちは休日まで「何か有意義なこと」をしなければいけないと追い立てられているのでしょうか?

それは、私たちが平日の間、常に「効率」や「生産性」を求められる環境に身を置いているからです。

会社では「いかに短時間で成果を出すか」が評価されます。その思考モードのまま休日に突入してしまうと、「何も生み出していない時間=無駄な時間」と感じてしまうのです。

でも、ちょっと待ってください。

私たち人間は、充電しなくても動き続ける機械ではありません。スマホだってバッテリーが切れたら動かなくなりますよね。

平日に全力で働いてバッテリーを使い果たしたのなら、休日に動けないのは「当たり前」のことなんです。

「休息」は、サボりではなく「能動的な充電活動」である

意識を変えてみましょう。

休日に泥のように眠ることも、一日中パジャマで過ごすことも、ダラダラと漫画を読むことも。

それは「サボり」ではなく、来週も生き延びるために必要な「充電」という、立派な活動です。

「何もしていない」のではありません。「全力で休んでいる」のです。

そう定義し直すだけで、少し気持ちが楽になりませんか?

凡人会社員流:「何もしない」を許すための3つの工夫

思考を変えるのが難しければ、行動から変えてみるのも手です。私が実践している「戦略的ダラダラ」の工夫をご紹介します。

1. 「何もしない時間」を手帳にスケジュール登録する

土曜日の午後の欄に、あらかじめ赤ペンで大きく**「完全休養(何もしない!)」**と書き込んでしまいます。

「予定がないからダラダラしてしまった」のと、「ダラダラする予定を完璧に遂行した」のとでは、心の持ちようが全く違います。予定通り休めた自分を褒めてあげましょう。

2. SNSという「隣の芝生」を強制的に見えなくする

休日に自己嫌悪に陥る最大の原因は、SNSで他人のキラキラした休日を見てしまうことです。

「今週末はデジタルデトックス!」と決めて、スマホの通知を切るか、物理的に別の部屋に置いてしまいましょう。他人の比較対象さえ目に入らなければ、あなたの休日は十分に穏やかで幸せなはずです。

3. 「自分を甘やかす免罪符」を用意しておく

「今日は生産的なことをしない代わりに、自分をとことん甘やかす日にする」と決め、そのためのアイテムを用意します。

• コンビニで一番高いプレミアムなアイスを買う。

• 明るいうちからお風呂を沸かして入浴剤を入れる。

• 読みたかった漫画を全巻大人買いする。

「今日はこれをやる日だから仕方ない!」という免罪符があれば、堂々とダラダラできます。

まとめ:休めるのは、あなたが平日がんばった証拠

「何もしないで一日が終わってしまった」

そう思えるのは、あなたが平日の間、それだけエネルギーを使って一生懸命働いたという何よりの証拠です。

だから、どうか自分を責めないでください。

日曜日の夜は、反省会をする時間ではありません。「今週も生き延びた自分」を労うための時間です。

完璧な休日なんて目指さなくていい。

「あー、よく寝た!」と伸びをして、月曜日の朝に少しでも体力が回復していれば、あなたの休日は100点満点なのです。