受験勉強をしていた頃、英語のI have no idea.(全然知らない、さっぱり分からない)
のフレーズを知り、英語ならではの表現で面白いなと思いました。
話は変わりますが先日、
京都を旅行した際、一保堂という1717年創業の老舗のお茶屋さんを訪ねました。
カフェの中は静謐という言葉を体現するかの如き穏やかさで、茶筅(茶せん)のシャッシャッという音とお客さんのぽつらぽつらとした話し声だけが響いており、とても心地良かったです。
席に着き、薄茶と和菓子のセットを注文しました。
しかし、ここで問題が発生します。
「こちらの和菓子ですが、本日はじょうよう饅頭か小麦粉と白餡を練り形を作ったものを~」と店員さんが説明をしてくれたのですが、
じょうよう饅頭… … …?
じょうよう饅頭って何だ…?上葉?
初めて耳にした単語、静けさの漂う店内、それぞれにお茶を嗜む人々。
その空間の中で、じょうよう饅頭って?と尋ねる勇気が私にはありませんでした(笑)
結果的に、もう一方の和菓子を頼み事なきを得ましたが、こちらも非常に美味しかったです。
ですが、その後も味わいながら頭の一隅には"じょうよう饅頭"が居座り続けていました。
分からない時、素直に聞くことが出来たなら、旅先であれば尚のこと、恥を惜しまず口に出来たなら…
そんな苦い思いも、滑らかなお茶と共に飲み込んだ旅の思い出でした(笑)🍵
では、また🙋