こんにちは!りょうです。

『探偵小石は恋しない』(森バジル著)

読了しました。

(ちょっとネタバレ風味の感想なので、未読の方は注意!)




あらすじ(Amazonより)ーーー

名探偵のように華麗に事件を解決する日を夢見ている。だが実際は9割9分が不倫や浮気の調査依頼で、推理案件の依頼は一向にこない。小石がそれでも調査をこなすのは、実はある理由から色恋調査が「病的に得意」だから。相変わらず色恋案件ばかり、かと思いきや、相談員の蓮杖と小石が意外な真相を目の当たりにする裏で、思いもよらない事件が進行していて──。

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すごく面白かったです!

主人公の小石さんは人間の恋愛感情が誰に向かっているか赤い矢印が見えるという特殊体質なんですが、特殊設定はそこだけで、後は普通に現実世界のお話しです。

小石さんの職業は探偵で、上記の体質のおかげで(?)世の不倫調査、浮気調査がめちゃくちゃ得意なんですけど、本人は本格ミステリに出てくるような密室殺人とかダイインクメッセージとかそういう事件を待ってる模様です。

小石さんと、もう1人の探偵の蓮杖さんと、事務の雛未ちゃんの3人で、この事務所を回しています。

ここまでてなんとなくわかると思いますが、依頼されて数件の事件を解決する間、割と明るめにお話は進んでいくのですが、最後の最後に今までのお話がつながって、色々と怖く悲しい過去と現在につながるみんなの秘密が次々に明らかになっていきます。

大元の犯人は怖いですね。ストーカーはほんと怖い。ここまで1つのことを思い続けられるなら、違う方向にその力が向けば、凄いことが達成できると思うんですけどね…。

恋愛には相手の気持ちもあることを考えて欲しいです。ホラーとは違う執着の恐怖を感じました。


最後は、綺麗に伏線回収して終わりました。

赤い矢印が綺麗に伸びるの見えました爆笑

それにしても小石さんモテモテでしたね。みんなに好かれて大変そうでした。自分の好きな人と幸せになってくれ!


ちなみに、別の有名なミステリの本の題名が、ところどころ出てきて面白いのですが、「魍魎の匣」の場面では笑ってしまいました。