2013年5月場所 大関稀勢の里は13勝2敗の好成績をあげた。
これは全勝優勝の横綱白鵬に次ぐ準優勝であった。
さぁ、来場所は稀勢の里の綱取りとなるのか??
千秋楽の次の日(5月27日)横綱審議委員会が開催され、
稀勢の里の綱取りについて、以下の見解とした。
『名古屋場所を14勝以上で優勝すれば、横綱に推薦する可能性がある』
しかし、実際は異例のバラバラ見解となっている。
北の湖理事長は『優勝でも12勝なら厳しい」と最低でも13勝以上でのV』
伊勢ヶ濱審判部長(元横綱・旭富士)は『星が2つ開いているから難しい。今の時点で考えていない』
日本出身の横綱は2003年1月で引退した貴乃花を最後に途絶え、
新横綱は1998年7月の若乃花以来誕生していない。
内規には『2場所連続優勝またはそれに準ずる成績』とある。
曖昧な表現を利用して相撲協会が稀勢の里を早く横綱にしたいという目論見が見える。
どうしても過去の横綱の直前3場所の成績が目安となるが・・・
・北の湖 10勝5敗、13勝2敗(優勝)、13勝2敗
・若乃花 13勝2敗、13勝2敗、14勝1敗
・三重ノ海 10勝5敗、13勝2敗、14勝1敗
・千代の富士 11勝4敗、13勝2敗、14勝1敗(優勝)
・隆の里 12勝3敗、13勝2敗、14勝1敗(優勝)
・双羽黒 10勝5敗、12勝3敗、14勝1敗 ※1988年1月廃業
・北勝海 11勝4敗、12勝3敗(優勝)、13勝2敗
・大乃国 15戦全勝(優勝)、12勝3敗、13勝2敗
・旭富士 8勝7敗、14勝1敗(優勝)、14勝1敗(優勝) ※1990年9月昇進
・曙 9勝6敗、14勝1敗(優勝)、13勝2敗(優勝)
・貴乃花 11勝4敗、15戦全勝(優勝)、15戦全勝(優勝)
・若乃花 10勝5敗、14勝1敗(優勝)、12勝3敗(優勝)
・武蔵丸 8勝7敗、13勝2敗(優勝)、13勝2敗(優勝)
・朝青龍 10勝5敗、14勝1敗(優勝)、14勝1敗(優勝)
・白鵬 10勝5敗、13勝2敗(優勝)、15戦全勝(優勝)
・日馬富士 8勝7敗、15戦全勝(優勝)、15戦全勝(優勝)
・稀勢の里 10勝5敗、13勝2敗、・・・・・・
1988年、優勝を1度もしないまま、問題を起こし廃業した双羽黒をきっかけに、
1990年旭富士以降過去8力士連続で2場所連続優勝をして横綱昇進を果たしている。
確かに北の湖・千代の富士時代では優勝をしなくても安定した成績を
挙げていれば横綱昇進を果たしている。
前例や比較がとても曖昧であるが、一言で言えば『運』ではないだろうか?
今の環境・時代でその椅子が空いているかどうかではないだろうか。
数字も大事だが、内容ではないだろうか?
外国人が日本人の気持ちで頑張っているが、所詮日本国技であり、
純正日本人がやっぱり頂点に君臨していないと協会も困るわけだ。
今のこの情勢ははっきり言って、『少々甘目でも稀勢の里に横綱なって欲しい』のである。
稀勢の里は大関に昇進する時も甘々査定であった(10勝、12勝、10勝)
大関も横綱も甘々昇進になってしまうと、大横綱になれるのか・・・
横綱は陥落などない、好成績を続けなければ引退に追い込まれるのだ。
今の稀勢の里にそれを強いても難しいだろうね。
