120506 真夜中の客人を送る にけつっ! 国家公務員二種に呼び止められる 春の多摩川
早朝、トヨナガを後ろに乗せて、自転車を漕ぎだし、武蔵小杉の駅まで送る。
この長い、長い下り坂を、君を自転車の後ろに乗せて、ブレーキいっぱい、踏みしめて、ゆっくり、ゆっくり下ってく…。
私だって、私だって、ジブリ映画の名作「耳をすませば」を見て、後ろに女の子を乗せて自転車を漕ぐことを夢見たことだってある。
もう最低。
トヨナガ「♪フンフン、つーきーかーげーの~、至らぬ里はなけれども~」
あああ、ちょっとトヨナガ先生!気分がいいからって、自転車の後ろで宗歌歌わないでください!!
この『月影』という歌は浄土宗宗歌である。芝学園は仏教校であるからして、誰もがこのスペルを身に着けている。ちなみに我が校は授業のチャイムまでがこの曲である。月影の影は、この場合はシャドウではなく、シャイン。古文単語の常識である。
いや、どちらにせよ涼しい風の早朝に自転車の後部で歌う歌ではない。
私の後部座席に載っていたのは、アニヲタのゴリラ先生だなんて、天沢聖司もがっかりである。
寄り道をして、早朝の元住吉の駅についた。踏切を渡って、武蔵小杉へ向かおうと思ったら、なんと渡ったところに警官がいた。しらをきって通り過ぎようとしたが、こちらにおいでおいでと手招きされる。
警官「はい、こっち来て、二人乗りダメだよ。」
私「うるさいハゲ」
…とは、もちろん言えず、「すみませーん」とトヨナガを降ろす。
警 官はあの独特の横柄な態度で「これ、防犯登録は?」「ちょっと照合させてもらっていい?」と言う。この場合、憲法によって「国民は令状なしにあらゆる身体 的・肉体的束縛を受けない」と保障されているので、あくまで任意なので断ることができ、本来なら断ってもいいところであるが、断ったら断ったで、「怪し い」と判断された場合は警官に付きまとわれて面倒なので、急ぐわけでもなし、許可した。ちなみに警官は警官でヤクをもってそうだとか、このチャリはどう見 ても盗難だとか判断した場合は、市民にひたすらつきまとい、その間に礼状を申請し、取得次第確保することができるという権利も持っているのである。
警官「中原から○○へ、応答願います。」
……。
警官「中原から○○へ、応答願います。」
……。
応答はなかった(笑)
警官「……、もう行っていいですよ(´・ω・`)」
トヨナガ「マサトみたいなやつだな(笑)」
トヨナガ先生は離れ際によくわからないことをいいました(笑)。
トヨナガ「まったく国家公務員Ⅱ種の分際で生意気な」
トヨナガ先生はそういいながら、「さぁ、乗るわなー」といいつつ、自転車の後部座席に乗り込んできた。自分が公立高校の先生になったら地方公務員だという現実は置いておいて、さぁ、出発です。
しばらくいくと交番が見えてきた。しかし、焦る必要はない。ATフィールドを張っていけば、切り抜けることができるのである。
トヨナガ「同唱十念!!
私「合・掌!!!」
仏教校をなめるなという話である。ところが南無阿弥陀仏を合唱することで高まるシンクロ率に相反して、交番には誰もいなかった。おそらくさっきのマサトがここの配属だったのだろう(笑)。ことごとく残念なやつである。
私「国立にも交番があるじゃん?自転車二人乗りしてたら交番で怒られるでしょ?」
トヨナガ「無視する(笑)」
私「なに無視って(笑)」
トヨナガ「ちょっと待ちなさーいと言っている警官の前を猛スピードで通り過ぎる(笑)」
もう町全体で国家公務員Ⅱ種に対して厳しすぎる(笑)
さすがは、持ち込み可(制限なし)の科目で「友達」を持ち込んだという学生のいる大学である。世間を舐めているのである。
結局、武蔵小杉を通り過ぎ、多摩川まで送るという話になり、トヨナガ先生を後部座席に乗せたまま、丸子橋を渡り、丸子橋の交番の前で降りた。
上がったばかりの朝日に照らされた多摩川の河川敷は新緑の緑に輝き、その上を暖かな春風が吹き抜ける。川は前々日の大雨の影響で轟々と流れていた。
…気持ちがいい。
その風景に心を奪われ、トヨナガの「ねぇ、ここまで来たらもううちすぐなんだけど。ねぇ(笑)」というプレロジカルな催促にいつの間にか乗ってしまい
いつの間にか私は下丸子まで自転車をこいでいた(笑)
そ れにしても東急多摩川線は本当に一駅間隔が短い。武蔵小杉-新丸子間程度の駅間が蒲田まで延々続いているといった感じである。一こぎして信号を二つほど越 えていくと次の駅という感じ。横目でそれを見ながら、多摩川線の横を並行して走っている道を漕げば、自動的に下丸子に向かうという寸法である。
途中にせせらぎがあり、走っていて、涼しい雰囲気を味わうことができる。
私「これは気分いいねぇ。このまままっすぐでいいんだよね?」
トヨナガ「ルートを外れました。ティロリン、右です。」
早く言えよ!!言っとくけど重いんだからな!!!
そして右に曲がり、本筋に戻ると目の前には交番が。
猛スピードで通過(笑)
もうあの時は多摩川線より速いんじゃないかと思ったものである。
そして、そのままのスピードで走り抜け、ゆるやかなカーブを抜けて、環八をまたいだところで、トヨナガ先生の家に到着。
GW の最終日ということもあり、せっかくだからどこかに行かないかと話していたところ、トヨナガ先生が日光中禅寺温泉企画を人知れず暖めていたことが分かっ た。快速電車を使えば、浅草-東武日光が1500円で行けるのだという。日光と言えば小学生の修学旅行以来である。早朝とはいえ、栃木県である。時間がな い。すぐに家に帰って、準備して蒲田に集合することにした。
トヨナガ先生と別れ、ガス橋から多摩川の堤を走り、丸子橋へ帰って、自宅に戻った。
気づいたら午後2時でした(笑)
ちょっと、横になっただけなのになー。どうしてこうなったんだろう。すかさず、お詫びのメールを送ったのだが、返事が来ない。おかしいなとおもっていたところ、
トヨナガ先生は午後4時に起きました(笑)
全く、いくつになってもどうしようもない、そんな男ですが、
今日、誕生日を迎えました(笑)
ジャジャーン
いやー、本当、こんなことばっかりやってますよ(笑)
そして4日後はトヨナガ先生の誕生日です(笑)
ジャジャーン
いったい二人はおいくつになられたのやら(笑)
よし、今度の授業の雑談はこれで決まりだ(笑)
そして、これからも黒バンッ!をよろしくお願いします!!
この長い、長い下り坂を、君を自転車の後ろに乗せて、ブレーキいっぱい、踏みしめて、ゆっくり、ゆっくり下ってく…。
私だって、私だって、ジブリ映画の名作「耳をすませば」を見て、後ろに女の子を乗せて自転車を漕ぐことを夢見たことだってある。
「風早ぁ~!!!」
もう最低。
トヨナガ「♪フンフン、つーきーかーげーの~、至らぬ里はなけれども~」
あああ、ちょっとトヨナガ先生!気分がいいからって、自転車の後ろで宗歌歌わないでください!!
この『月影』という歌は浄土宗宗歌である。芝学園は仏教校であるからして、誰もがこのスペルを身に着けている。ちなみに我が校は授業のチャイムまでがこの曲である。月影の影は、この場合はシャドウではなく、シャイン。古文単語の常識である。
いや、どちらにせよ涼しい風の早朝に自転車の後部で歌う歌ではない。
私の後部座席に載っていたのは、アニヲタのゴリラ先生だなんて、天沢聖司もがっかりである。
寄り道をして、早朝の元住吉の駅についた。踏切を渡って、武蔵小杉へ向かおうと思ったら、なんと渡ったところに警官がいた。しらをきって通り過ぎようとしたが、こちらにおいでおいでと手招きされる。
警官「はい、こっち来て、二人乗りダメだよ。」
私「うるさいハゲ」
…とは、もちろん言えず、「すみませーん」とトヨナガを降ろす。
警 官はあの独特の横柄な態度で「これ、防犯登録は?」「ちょっと照合させてもらっていい?」と言う。この場合、憲法によって「国民は令状なしにあらゆる身体 的・肉体的束縛を受けない」と保障されているので、あくまで任意なので断ることができ、本来なら断ってもいいところであるが、断ったら断ったで、「怪し い」と判断された場合は警官に付きまとわれて面倒なので、急ぐわけでもなし、許可した。ちなみに警官は警官でヤクをもってそうだとか、このチャリはどう見 ても盗難だとか判断した場合は、市民にひたすらつきまとい、その間に礼状を申請し、取得次第確保することができるという権利も持っているのである。
警官「中原から○○へ、応答願います。」
……。
警官「中原から○○へ、応答願います。」
……。
応答はなかった(笑)
警官「……、もう行っていいですよ(´・ω・`)」
トヨナガ「マサトみたいなやつだな(笑)」
トヨナガ先生は離れ際によくわからないことをいいました(笑)。
トヨナガ「まったく国家公務員Ⅱ種の分際で生意気な」
トヨナガ先生はそういいながら、「さぁ、乗るわなー」といいつつ、自転車の後部座席に乗り込んできた。自分が公立高校の先生になったら地方公務員だという現実は置いておいて、さぁ、出発です。
しばらくいくと交番が見えてきた。しかし、焦る必要はない。ATフィールドを張っていけば、切り抜けることができるのである。
トヨナガ「同唱十念!!
私「合・掌!!!」
仏教校をなめるなという話である。ところが南無阿弥陀仏を合唱することで高まるシンクロ率に相反して、交番には誰もいなかった。おそらくさっきのマサトがここの配属だったのだろう(笑)。ことごとく残念なやつである。
私「国立にも交番があるじゃん?自転車二人乗りしてたら交番で怒られるでしょ?」
トヨナガ「無視する(笑)」
私「なに無視って(笑)」
トヨナガ「ちょっと待ちなさーいと言っている警官の前を猛スピードで通り過ぎる(笑)」
もう町全体で国家公務員Ⅱ種に対して厳しすぎる(笑)
さすがは、持ち込み可(制限なし)の科目で「友達」を持ち込んだという学生のいる大学である。世間を舐めているのである。
結局、武蔵小杉を通り過ぎ、多摩川まで送るという話になり、トヨナガ先生を後部座席に乗せたまま、丸子橋を渡り、丸子橋の交番の前で降りた。
上がったばかりの朝日に照らされた多摩川の河川敷は新緑の緑に輝き、その上を暖かな春風が吹き抜ける。川は前々日の大雨の影響で轟々と流れていた。
…気持ちがいい。
その風景に心を奪われ、トヨナガの「ねぇ、ここまで来たらもううちすぐなんだけど。ねぇ(笑)」というプレロジカルな催促にいつの間にか乗ってしまい
いつの間にか私は下丸子まで自転車をこいでいた(笑)
そ れにしても東急多摩川線は本当に一駅間隔が短い。武蔵小杉-新丸子間程度の駅間が蒲田まで延々続いているといった感じである。一こぎして信号を二つほど越 えていくと次の駅という感じ。横目でそれを見ながら、多摩川線の横を並行して走っている道を漕げば、自動的に下丸子に向かうという寸法である。
途中にせせらぎがあり、走っていて、涼しい雰囲気を味わうことができる。
私「これは気分いいねぇ。このまままっすぐでいいんだよね?」
トヨナガ「ルートを外れました。ティロリン、右です。」
早く言えよ!!言っとくけど重いんだからな!!!
そして右に曲がり、本筋に戻ると目の前には交番が。
猛スピードで通過(笑)
もうあの時は多摩川線より速いんじゃないかと思ったものである。
そして、そのままのスピードで走り抜け、ゆるやかなカーブを抜けて、環八をまたいだところで、トヨナガ先生の家に到着。
GW の最終日ということもあり、せっかくだからどこかに行かないかと話していたところ、トヨナガ先生が日光中禅寺温泉企画を人知れず暖めていたことが分かっ た。快速電車を使えば、浅草-東武日光が1500円で行けるのだという。日光と言えば小学生の修学旅行以来である。早朝とはいえ、栃木県である。時間がな い。すぐに家に帰って、準備して蒲田に集合することにした。
トヨナガ先生と別れ、ガス橋から多摩川の堤を走り、丸子橋へ帰って、自宅に戻った。
気づいたら午後2時でした(笑)
ちょっと、横になっただけなのになー。どうしてこうなったんだろう。すかさず、お詫びのメールを送ったのだが、返事が来ない。おかしいなとおもっていたところ、
トヨナガ先生は午後4時に起きました(笑)
全く、いくつになってもどうしようもない、そんな男ですが、
今日、誕生日を迎えました(笑)
ジャジャーン
いやー、本当、こんなことばっかりやってますよ(笑)
そして4日後はトヨナガ先生の誕生日です(笑)
ジャジャーン
いったい二人はおいくつになられたのやら(笑)
よし、今度の授業の雑談はこれで決まりだ(笑)
そして、これからも黒バンッ!をよろしくお願いします!!