あけましておめでとうごさいます。

JOHNNYS’ World Next Stage 1/4 昼公演 に行って来ました。



感想というか、シンプルに思ったことだけ綴ります。
言葉を武器にできるほど器用ではないので、ゆる〜く見ていただけたらと思います。



以下、一部ネタバレを含みます。

今回の舞台で1番印象に残ったシーンは、やっぱり公園のシーン。

橋本涼さんと黒田くんヴァサ織山くんが中心になって展開される、この公園での不思議な出来事。
争い事がない平和な日々に飽き飽きする少年たちと、そこに突然登場するジャニーさんのお話。



:暇だな〜。(言い方変えて繰り返す。)泣く子も黙る〜、暇ですよね。
:いつまでやるんだよ。最後の「泣く子も黙る〜、」ってなんだよ。
:それくらい暇ってことですよ。
:「暇だ。」って言った瞬間、暇だってことを認めることになるんだぞ。忙しいかもしれないじゃん。
:暇ですよ。
:暇だよ?暇だけど。俺が言いたいのは、“言葉って大事だよ”ってこと。暇って言ったら暇だけど、暇って言わなかったら暇以外の何かが起こるかもしれないじゃん。
:難しい難しい難しい。
:別に無理しなくてもいいんだよ。暇最高じゃないですか。
:暇を受け入れようよ。
:なんかダメだな〜。お前らからパッション感じないんだよ。もっと楽しい話しようぜ、熱い話しようぜ。パッションパッション!
:なんだよそれ。
:何急に青臭いこと言い出したんだよ。
:暇よりいいじゃん。将来の夢大事じゃん。明るい未来大事じゃん。
:明るい未来っていうか。そもそも論、俺たちに明るい未来はあるんですか?
:いやいや、あるだろ。
:未来か〜、あるのかな。
:正月だぜ?もっとあるだろ。平和で楽しくて、明るい未来!
:平和か〜。でも、ニュースとか見てると。
:なんだ?
:俺ね?なんか将来のこととか、リアルに想像できなくて。どうせいい事ないだろうな〜って。俺たちで世の中作ってるわけじゃない。戦争も大人の都合で始まるし。俺たちは見てることしかできないし。
:じゃあどうする?それだったら変わるものも変わらないだろ!
:お前の言ってることも分かるよ。俺だって明るい未来を信じたいよ。でもそうじゃん。勝手に争って、勝手に奪って。
:で、俺たちもそういう大人になって、こうして語り合ったことも忘れて、忘れたことすら忘れてしまうんだよな〜。
:そういうこと言うのやめようぜ。そうなったらダメじゃん。そうなったらおしまいじゃん。それって、諦めたってことじゃん。それって、逃げてるんじゃないの?
今俺たち平和。それは最高。こうして正月から「暇だね。」って言っちゃうくらい平和。でもさ、これでいいのかな?俺たちだって、辛いことの1つや2つあるよ。学校、仕事、人間関係。でも、飯食えるじゃん。まだ笑っていられるじゃん。これってさ、分かんないけど、誰かが必死で残してくれたものなんじゃないかな!誰かが、誰かが必死で繋いでくれた物じゃないかな!だったら何かしようぜ!勿体ないじゃん。それに気づかないで、ヘラヘラしている大人になったら。それって最悪じゃん。そうなったらおしまいじゃん!
:その通り〜!そうなったらおしまいだ。それが分かってるなら、そうならなきゃいいんだよ!行こうぜ、ネクストステージ。
:あなた誰ですか。
:放っとこうぜ。
:すいません、それってどういう意味ですか?
:お前もいいよ。誰だか分かりませんけど、急にそんなこと言われても困ります。
:じゃあ、未来の子ども達になんて言うの?「俺たち、諦めたんだ。」って言うの?そんなの嫌じゃん。俺たちは語り合って、泣いて笑って、平和を掴むんだよ。「君たちに繋げるよー。」って。言いたくないの?
僕たちはいつか、大人になる。それは、悪いことではない。
〜歌〜
:なんだろう。なんだっけ、この歌。なんで懐かしいんだろう。俺たちはいずれ、大人になる。でも、二度と戻れない気がしてた。大事な何かを捨ててしまうような、そんな気がしてた。なぁ、どうしたらいい?俺は、この気持ちを捨てて、大人になるしかないのかな?ずるくなるしかないのかな?
:子どもは大人になれるけど、大人は決して、子どもには戻れない。でもさ、少年でいることは、できるんじゃない?少年の心を忘れずに、大人になれば、戦争なんてするわけがない。
:そうだとしても。でもどうすれば。
:何をどうすれば少年のままでいられるんだ。
:何もしなくていい。ただ、覚悟してほしい。この先の人生、全力で楽しむって。そして、自分を愛してくれる人を、全力で楽しませるって。
:楽しむ、楽しませる。それを覚悟すればいいんですか?
:そう、簡単だよ。



このシーンの中で、黒田くんヴァサに熱く投げかける、でもそれを軽くあしらわれる。言わば、“痛いヤツ”になっている状態。この時の黒田くんやヴァサの演じる空気感が、いかにも現代的な反応を示しているなと。
誰が定めたかも分からないものさしで作られた当たり前があって、その当たり前は明確な基準がないにもなかわらず、そこから明らかに逸脱した者は「何やってんだ。」と言わんばかりに笑われる。その“明らかな逸脱”でさえ、基準は人それぞれ。


難しい世の中を生きる彼らは、それぞれのやり方でもがくしかないけれど、ものごとの見方がたった1つでも変われば、見えてくるものや今後起こることの存在意義も変わる。それを現しているのが、「言葉って大事だよ」というセリフ。

橋本涼さんはいつも、私たちに優しくて温かい言葉をくれる。時々、どこかで繋がっているのではないかと思うほどに、必要な時に必要な言葉を貰えることだってある。周りの人を大切にできるからこそ、橋本涼さんの放つ言葉は、強い意味と強い意志を纏っている。だからこそ、「言葉って大事だよ」というセリフは、橋本涼さんにぴったりなのです。


そして、「誰かが必死で残してくれたものなんじゃないかな!誰かが、誰かが必死で繋いでくれた物じゃないかな!だったら何かしようぜ!」というセリフ。この公演の出演者の中で、最長歴の橋本涼さん。橋本涼さん自身が、後輩たちに残して繋げてくれたものはたくさんあって。

このシーンで主に絡みのある黒田くんや、プライベートでも親交のある湧くん、この公演に出演するフレッシュJr.の中で重要な箇所を担っている大東くん。近年、後輩たちからも尊敬する先輩として名を挙げられています。それは、橋本涼さん自身が築きあげ、その姿を見せてきた故の賜物です。

ジャニーズに在籍している長い時間の中で、先輩からもらったいろいろなこと、それを今、橋本涼さんが後輩に繋げているのだと、実感しました。


最後に、「俺は、この気持ちを捨てて、大人になるしかないのかな?ずるくなるしかないのかな?」というセリフ。橋本涼さんは勉強は苦手だし、不器用なところがあるから、ずる賢く生きることに向いていない人だと思ってる。でも、だからこそ、とっても真っ直ぐな人。

目標に向かって一生懸命で、その道中は決して美しくはないけれど、常に前進している。たまに振り向いてみるけれど、「ああすれば良かった。」と思う前に、体が反応する。分からないけど突き進んで、いつの間にか全く知らないところに来てしまう。私は橋本涼さんのことを、勝手にこうして解釈している。そして、全く知らないところに来ても、自力で抜け出そうとする人だとも、解釈している。

でも、ずるく生きなくてもいいんだよ。橋本涼さんは橋本涼さんだけだから。ずる賢いことが得意な人だっている。その知識が必要な時に、必要なところから拝借すればいい。逆に、素直で努力家なところは、橋本涼さんの武器だから。



今作最長歴の橋本涼さんが、このシーンを担うこと、このシーンをたくさんの後輩が目にしていること、とても誇らしく思っています。

どうか千秋楽まで、健康に気をつけて、駆け抜けてください。






今回は、黒田くんの担当の学生時代のお友達が協力してくれました。このメモをもとに、ニュアンスを想起して文字起こししました。ありがとう😌(それにしてもこの流れるような会話のテンポで、ちゃんと読める文字なの凄い。。)