現在は大学生活満喫中の長男。

大学受験が終わり、長男が東京生活を始めて3ヶ月あまり。お金関係以外はほぼ連絡がない状態ですが、元気にしているようです。

長男が東京の大学に進学したことが少しずつ広まり、ばったり会った知り合いに、どうやって合格できたの?と、聞かれることが時々あります。

このブログを長く読んでいる方は、長男がいかに問題児だったか、私が長男をどのくらいサポートしたかご存知でしょうが、そうやって聞いて来る方はもちろんそんなことは知りません。

我が家の場合、地方に住んでいるので身近な情報がなく、近くに予備校もなく、高校は国公立押しであるため、親が関わらざるを得なかっただけで一般的に当てはまる例ではないと思います。

第一志望に合格出来た理由を敢えて挙げるとするならば、勉強法以前に、「大学受験が大変厳しいものであるということ」を受験勉強を始める前に実感・認識したから、と言えるでしょう。

親がそのことを認識するのは必須ではなく、子供さえ認識していれば良いのですが、地方では都会のように環境が整っていないので、子供が自ら大学受験の厳しさを認識するのはかなり難しいことです。

我が家の長男も、長女が第一志望に不合格だったり、部活の先輩がセンター試験後に受験校を変更せざるを得なかったり、学校でトップの成績だった憧れの先輩がトップオブジャパンに1年目は不合格だったり…等を目のあたりにするまでは、高校受験と同様に大学受験も何とかなるのでは?と考えていたと思います。高2最後の模試の結果が第一志望E判定で、これはどうにかしなくては…と気がついた頃に部活を引退し他の部活よりも引退時期が早かったこと、その後すぐに受験体制に入れたことも合格できた理由に入るでしょう。

第一志望を私立大にしていたことも、合格出来た理由の一つです。国公立大は科目数が多くて、高3からのスタートでは難関大学合格への道のりは厳しいものとなります。中には高3からのスタートでも難関国公立大に合格する子もいますが、そういう子はきちんと高1高2で基礎を積み上げて来ていたお子さんです。長男は数学が苦手でしたし、受験勉強の中で基礎をやり直したので、勉強を散々サボり基礎を積み上げていなかった長男には大変苦しい闘いでした。もちろん自業自得ですが。

いろんな理由はあるにせよ、なぜあれだけ問題児である長男が第一志望に合格できたのか、私には不思議で仕方ありません。逆に、あれだけの問題児でも第一志望に合格できたのですから、きちんと計画を立て、時間をかければ、長男の行った第一志望なら大抵の場合は合格できるということです。

我が家のように、親が受験に関わるのは並々ならぬ気力が要りますし、決しておすすめしません。ただ、地方で我が家と同じような環境で、どうしてもそうせざるを得ない方々にとって、何かヒントになれば…と、細々とブログを続けています。